百十九 【第二の試験】 ページ19
「80人…！？イビキ！26チームも残したの！？今回の第一の試験…甘かったのね！」
「今回は…優秀そうなのが多くてな」
「フン！まあいいわ……次の「第二の試験」で半分以下にしてやるわよ！！」
(は…半分以下に……
試験官にあるまじき発言に、顔を歪ませてドン引きするサクラ。
「ああ〜〜ゾクゾクするわ！詳しい説明は場所を移してやるからついてらっしゃい！！」
アンコについていくと、たどり着いたのは柵に囲まれた森だった。太い木が何本も立ち並び、森の奥は真っ暗で見えない。見えるだけでも相当な広さなのがわかる。
おまけに、柵には「立入り禁止」と書かれた看板が貼られ、鎖と南京錠と封印用の札で施錠されている。普通の森でないことは確かだ。
「ここが「第二の試験」会場、第44演習場…別名…「死の森よ」！！」
「…………何か、薄気味悪いところね…」
「フフ…ここが“死の森”と呼ばれる所以、すぐ実感することになるわ」
「「死の森と呼ばれる所以、すぐ実感することになるわ」なーんておどしてもぜんっぜんへーき！怖くないってばよ！」
小馬鹿にするように腰を振りながらアンコの真似をするナルト。
「そう…君は元気がいいのね」
優しげな笑みを浮かべた後、アンコはクナイを投げ瞬時にナルトの背後へと移動する。
「アンタみたいな子が真っ先に死ぬのよねェ、フフフ…私の好きな赤い血ぶちまけてね❤」
クナイで切れたナルトの頬から垂れる血を、アンコは舐めながらおぞましい発言をする。しかし、後ろにただならぬ気配を感じたので、振り返りざま新しいクナイでガードした。
「クナイ…お返ししますわ…」
「わざわざありがと」
アンコのすぐ後ろには長い舌でクナイを差し出す、笠を被った不気味な長髪の受験者がいた。
「でもね…殺気を込めて……私の後ろに立たないで。早死にしたくなければね…」
アンコは舌からクナイを受け取る。
「いえね…赤い血を見るとついウズいちゃう
先程アンコが投げたクナイが掠り、髪が一本切られたことを、その受験者は根に持っていた。
「悪かったわね」
(な、なんでこんなにヤバい人ばっかなの……？)
アンコにも、舌の長い受験者にも説明しがたい恐怖を覚えるAであった。
「どうやら今回は血の気が多い奴が集まったみたいね…フフ…楽しみだわ…それじゃ、第二の試験を始める前にアンタらにこれを配っておくね！」
アンコは懐から「同意書」と書かれた紙を取り出した。
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ラーメン(プロフ) - ハニさん» コメントありがとうございます！絶妙なきゅんを狙っていたので、そう感じていただけてよかったです(*´`)この作品が少しでもハニさんの毎日を頑張るきっかけになっているのならとても嬉しいです！不定期になってはしまいますが、更新頑張ります！ (2022年5月31日 22時) (
レス) id: 25c5c003b3 (このIDを非表示/違反報告)
ハニ(プロフ) - 初めまして！絶妙な甘さにきゅんきゅんします(≧∀≦)！無理せずゆっくりでいいので最後まで是非書いて頂きたいです！更新を楽しみに毎日を頑張ります！ (2022年5月31日 21時) (レス) id: 8ecca9012c (このIDを非表示/違反報告)
ラーメン(プロフ) - カリンさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけてすごく嬉しいです(*^^*)これからも頑張ります！ (2022年5月17日 22時) (レス) id: 25c5c003b3 (このIDを非表示/違反報告)
カリン(プロフ) - すごくおもしろいです‼︎更新無理せず頑張ってください‼︎ (2022年5月17日 17時) (レス) id: fbb8f9a3ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コノハナ | 作成日時：2022年4月27日 1時
