百十三 【カンニング】 ページ13
(まるでカンニングを誘うようなシステム…Aはアカデミーでも座学は私と一二を争うくらいだったから大丈夫なはず……サスケ君やナルトが焦って
(焦るな……とりあえず慎重に慎重に……見つからねーようにカンニングするしかない！！)
サクラの考えとは裏腹に、ナルトは最終手段であるカンニングをしようとしていた。しかし、これだけの人数の試験官相手にカンニングを行うことの危険性を見ると、実行に至るほどの勇気はなかった。
(しかし、この人数で見張られてちゃな…たぶんあのノートでチェックするんだろーが…)
サスケが試験官の方を見ていると、早速試験官の1人がノートに筆を走らせていた。
(…誰かやられたな……)
『不様なカンニングなど行った者は自滅していくと心得てもらおう。仮にも中忍を目指す者、忍なら…立派な忍らしくすることだ』
「！！」(ちょっと待てよ！！………………そうか…そういうことか！…チィ、何てこった…これはただの知力を見る
サスケが気づいたのと同時に、問題を解き終わったAも気づいた。
(こんなの、最初の問題から確かにカンニングしろって言ってるようなもんだよね……さすが中忍試験。普通の筆記試験なんかやるわけないか。私なんかバレずにカンニングできる術なんかないし、サスケみたいな写輪眼もないから勉強頑張っててよかった……だけど、ナルトは………)
試験の目的に気づいた受験者達が、それぞれの特技を利用してバレないようにカンニングを行い始めた頃、ナルトは未だにカンニングをするかどうか頭を悩ませていた。
すると、ナルトの後ろの座席へクナイが投げられた。
(な…なんだってばよ…ふり向くとこだった)
「な…何の真似ですか！！」
ナルトの後ろの席に座っていた少年が、試験官に訴える。
「
「そ…そんなぁ…」
「こいつのツレ、2人ともこの教室から出てけ。今すぐだ」
「うっ…くそ…」
あのような未来を招きたくないと考えたナルトは、やはりカンニングは行わないと決心をする。
「ナルト君…」
突然、隣のヒナタが小声で声をかけてきた。
「わ…私のテスト見せてあげる」
(え？)
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ラーメン(プロフ) - ハニさん» コメントありがとうございます！絶妙なきゅんを狙っていたので、そう感じていただけてよかったです(*´`)この作品が少しでもハニさんの毎日を頑張るきっかけになっているのならとても嬉しいです！不定期になってはしまいますが、更新頑張ります！ (2022年5月31日 22時) (
レス) id: 25c5c003b3 (このIDを非表示/違反報告)
ハニ(プロフ) - 初めまして！絶妙な甘さにきゅんきゅんします(≧∀≦)！無理せずゆっくりでいいので最後まで是非書いて頂きたいです！更新を楽しみに毎日を頑張ります！ (2022年5月31日 21時) (レス) id: 8ecca9012c (このIDを非表示/違反報告)
ラーメン(プロフ) - カリンさん» コメントありがとうございます！そう言っていただけてすごく嬉しいです(*^^*)これからも頑張ります！ (2022年5月17日 22時) (レス) id: 25c5c003b3 (このIDを非表示/違反報告)
カリン(プロフ) - すごくおもしろいです‼︎更新無理せず頑張ってください‼︎ (2022年5月17日 17時) (レス) id: fbb8f9a3ef (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：コノハナ | 作成日時：2022年4月27日 1時
