危機 ページ11
館の中に入り長い廊下を駆け抜ける
確かナワーブの部屋は俺の隣だったはず
急いで行く必要はないと思うが
行くのなら早い方がいいと思った。
そのとき、曲がり角から長身の男性が
出てきた。俺は止まれずにそのまま
その男性へ突っ込んだ
『わっ！』
バランスを崩し後ろに倒れかけた
ところを腕を引っ張られ支えられる
『すまない、助かっ･･･た』
礼を言いながら相手の顔を見ると
その相手は、さっき俺達が勝った相手
リッパーだった
リ「全く、気を付けてくださいよ」
はぁ、とため息を吐くリッパー
リ「何をそんなに急いでいるんです？
ゲームならもう終わりましたが」
『そんなことは分かってるよ、ナワーブのことが心配なだけだ。』
リ「救助の時に恐怖をもらってましたからね」
『そうだよ、お前のせいだよ。
じゃあな』
そう言って去ろうとしたけど
1つ言い忘れていたことを思い出した
『俺の銃を3回も当たってくれてありがとな』
ニヤと笑いリッパーの方を見る
リ「へァ！ほんとに余計なことしか
言わないですね、貴方！」
次のゲームは覚悟しといてくださいよ
と言う彼をハイハイと軽く流して
ナワーブの部屋へと急ぐ
後ろの方でまた、へァァ！！と言う
声が聞こえたが気にするまでもない
やっとの事で彼の部屋についた
2、3回ノックするが返事が無い
(居ないのか？)
一応、ドアノブに手をかけると
開いていた
(閉め忘れか？でも、人の気配がする)
悪いと思いながら部屋へと入る
中は暗く電気は付けていないようだった
目が闇に慣れるまで少し時間がかかったが見えるようにはなった
部屋の中は質素で俺の部屋とあまり
変わらなかった
椅子にテーブルにクローゼットにベッド
強いて変わることといえば
タンスの上にナワーブと仲良さげに
している何人かの傭兵達の写真と
横に置かれたナイフぐらいだった
(これはナワーブの傭兵時代の写真？)
手に取って眺めていると、ベッドの上で
何かが動いた気配がした。
そして、すぐに何者かが俺の上に
馬乗りになっている事に気が付いた
(速い！)
今は引退したとはいえ俺も元殺し屋
咄嗟の判断には自信があったが
そんな俺でさえ反応できないスピード
だった
そして、見慣れた服装だと思いよく見てみると俺の上に乗っているのはナワーブだったのだ
『おい！どうしたんだよ！！』
そう叫び何とかナワーブをどかそうと
するが、女が男に勝てるわけない
次行きます→
ヘァしか言ってないな、うちのリッパー
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光学レンズ(プロフ) - ルカさん» コメントありがとうございます！やっぱりそっちの方がみっちゃんらしいですよね。ご指摘ありがとうございますm(*_ _)m (2019年9月23日 16時) (
レス) id: 3d23357b41 (このIDを非表示/違反報告)
ルカ(プロフ) - 美智子って名前に「さん」じゃなくて「はん」ってつけるのではないですか？ (2019年9月23日 15時) (レス) id: 12904ea3d2 (このIDを非表示/違反報告)
光学レンズ(プロフ) - ZUNさんは神なのだwさん» あ、バレました？好きなんですよ笑 (2019年8月27日 21時) (レス) id: 3d23357b41 (このIDを非表示/違反報告)
光学レンズ(プロフ) - ZUNさんは神なのだwさん» コメントありがとうございます！頑張ります！！ (2019年8月27日 21時) (レス) id: 3d23357b41 (このIDを非表示/違反報告)
ZUNさんは神なのだw - ていうか名前のスカーレットの部分、東方のレミリアスカーレットとフランドールスカーレットみたいだね (2019年8月25日 10時) (レス) id: edb9ce2cd8 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：光学レンズ | 作成日時：2019年2月21日 0時
