中堂さんの妹。【3年A組】lll

episode68 ページ3

side,Hayato Kai




美術準備室が開いたと言われかけ入るが中尾や里見達は居ない。



ハッチやロッカーを開けようとするが鍵がかかっているのか開かねぇ。





魚住がロッカーを強引に開けようとした瞬間、後ろから大きな音がしたと思えば逢沢だった。





「強引に開けようとしたら爆発するよ？」


「なんでそんなこと……」







「皆 ここから出ようか

さもないと……








爆破する」






「お前が内通者か……！」






そう言った逢沢の腕には爆破のリモコンがつけられていた。









・




逢沢の指示に従い全員が準備室から出た。



こいつが相手ならリモコンを奪えるだろう。





「なんで逢沢が……」



「僕は先生に頼まれて

みんなのお目付け役として動向を見守もってきたんだ。

先生は自分に万が一の事があったら僕に託すと言っていた。

だから先生が回復するまで

僕が代わりに役目を果たす！！」






そういいきる逢沢を見ながら光太と賢に目で合図をする。



こんな茶番に付き合ってられるかよ。





「いやいや、お前そんなに景山の事が好きだったのかよ？」




挑発するように言えば逢沢は必死に返してくる。




「そうじゃない！
僕はただ真実が知りたいだけだ！
彼女をずっと撮ってきたのに助けることが出来なかった。
だから！」





後ろから光太と賢が襲いかかりそれと同時に逢沢からリモコンを奪う。



「お前に殺 しは出来ねぇ
だから躊躇する必要もねぇ」









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