深山先生の妹。

episode20 ページ21

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「深山、お前は俺がこれからとる行動が分かるか?」





「分かるよ、私は柊せんせのやろうとしてることに興味はないし手を貸すつもりはないよ。


だけど、私は私の知りたいことが全てだから




先生のやろうとしてること止めはしないね」





「お前っ、犯罪者の言うこと聞くっていうのか！？」




「うるさいなぁ、だから私は柊せんせに手を貸すつもりはないって言ってんじゃん！

私は事実が知りたいの、景山ちゃんが死 ななければならなかった理由を！」






「聞け！何故景山澪奈は死ななければならなかったのか！これから、彼女の生き方を通して！


いかにお前らの考えが脆く弱いものなのか思い知らせてやる」






「…ふざけんなよ！」



柊せんせにつかみ掛かった中尾はいとも簡単に形勢逆転され、胸倉をつかみ返されていた。




「そして、変わるんだ。

…悪意にまみれたナイフで、汚れなき弱者の心を傷つけないように変わるんだ！」





この人は本気なんだ。


世の中の悪意は人を簡単に壊してしまう、その悪意は全て人が原因だから。


世の中の悪意を全て断ち切ることは出来ない。




でも、立ち向かおうとする人は少なからずいる。




例え、自分さえも犠牲にしても。







「すっごい人間味にあふれちゃってるね」









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