幻柱は忍びの世界でも鬼を滅する

第7話《5人組と…》 ページ8

スッと扉を開けてそこにいたのは群青色の忍者服を着た5人組だった


「こんな夜分にお邪魔してすみません"天女様"」



ニコリと効果音がつきそうなくらい笑っているが目は全然笑っていない。特にうどん髪の男と双子の片割れ(鉢屋三郎の事です)



『何か用ですか？』


「こんな見知らぬ世界で1人は心細いでしょう」

「我々が添い寝して差し上げますよ」



今度は黒髪の男と髪が傷んでいる男が言った
今までの天女たちにも言ってきたのだろうかなれた口調で話す5人組


『いいえ結構です。どうぞお引き取りください』


思わぬ返答がきたからなのか一瞬目を開けたがすぐに笑顔になった


「そんなこと言わずに」


片割れのもう1人が言ってきた



……しつこいですね


『気持ちだけ受け取っておきます。どうぞお引き取りください』









「せっかくの我々の行為無駄にするのですか？天女様」


今度は背後から声が聞こえた
朝の6人組だ


『まぁ、驚きました。いつから居たんですか？』


「そんなことより天女様。あいつらが嫌なら我々が添い寝しますよ」


話を逸らした……


『…人の問題ではないです。私は"1人"で寝たいのです。どうぞお引き取りください』


1人という言葉を強調して言った



「……申し訳ありません。我々も少ししつこかった様です。無礼をお許しください」



そう言ってサラストの彼は頭を下げた


『いえいえ、こちらこそ気を遣っていただいたのに…すみません』



お互いがお互い偽の笑みを貼り付けて言った


サラスト「では失礼します」




と瞬時に屋根裏に戻った11人組←
それでよく屋根壊れませんね…




殺気は丸出しでしたし…明日からどうなることやら…鬼のせいでめんどくさいことになってしまった







本当にムカつく鬼も安易に血鬼術にかかった私も

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