第35話《狼》 ページ36
クゥーン
設定でも書いてあったようにAは動物にとても好かれやすい…そのため熊、虎などの危険な動物までもAにすぐに懐くのだ
『右足が……可哀想に……これも天女の仕業でしょうか……』
Aが近寄ると狼は甘えるかのようにAのお腹に頭を擦り付けた…と思ったら背中に回り押す仕草をした
『……?前に進め…ということでしょうか?』
いくら、動物に好かれているからとはいえ流石に言葉はわからないため…少し疑問を抱くが辞める気配が一向にないので一旦掃くのをやめ、狼についていった
それほど遠い場所というわけでもない所に小屋があった……その前には黄緑色の少年が1人
足音に気づいたのか少年はゆっくりと首を動かした
瞳にAと狼を映した瞬間、少年は怯え始めた
「て、天女、さ、ま。お願いします!!俺はどうなってもい、いです。だから、太郎だけは……どうか……!!」
どうやらこの狼の名は太郎らしい
今までの天女と同じ行為を繰り返されると思ったのか頭を地につけて話した
『……顔をあげてください……別に私は太郎くんも貴方も危険な目に合わせるために来たわけではありませんから』
優しい声に少年は目を開いて顔をあげた
「うそ、だ。だって、天女は、動物……嫌い」
『確かに大半の女性は犬や猫、うさぎのような小動物しか好みませんが……私は虫でも大丈夫ですよ』
敵意のない声に少し戸惑ったがAを信じたのか、先ほどより怯えは止まっていた
『不謹慎かもしれませんが……この……太郎くんの怪我…前の天女が?』
そう問うと顔を伏せ体を震わせながら言った
「違います。生物委員会委員長代理の竹谷八左ヱ門先輩です」
竹谷八左ヱ門……検討はつかないが多分……いや絶対上級生だろう…
『辛いかもしれませんが……何があったか私に話してくれませんか?……少しは気持ちが楽になるかもしれませんし』
迷いながらもコクリと頷き……ポツリポツリと語り始めた
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時透紅葉(プロフ) - チョコレートさん» いきなりのコメント失礼します!鬼滅と忍たまの小説とっても良いです!良かったら合作しませんか?紅葉と言います。よろしくお願いします! (2021年4月30日 9時) (レス) id: 57b104d1b2 (このIDを非表示/違反報告)
チョコレート - Saya様ーイメ画描いてくださりありがとうございます!!とっても嬉しいです! (2021年3月16日 18時) (レス) id: f127e1106e (このIDを非表示/違反報告)
Saya - イメ画描いてみました。設定と違ったらごめんなさい!!C:\Users\Saya\Pictures\Saved Pictures\小説”幻柱は忍びの世界でも鬼を滅する”の夢主ちゃん.png←このリンク、クリックできないですけど、コピペしたらうまくいくはずです!いかなかったらごめんなさい! (2021年3月14日 6時) (レス) id: 1a1e8ba118 (このIDを非表示/違反報告)
チョコレート - かほり様ー嬉しいコメントありがとうございます!!これからも更新頑張ります!! (2021年3月9日 18時) (レス) id: f127e1106e (このIDを非表示/違反報告)
チョコレート - かほり様ー嬉しいコメントありがとうございます!!これからも更新頑張ります!! (2021年3月9日 18時) (レス) id: f127e1106e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:チョコレート | 作成日時:2021年1月17日 12時