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86話 ページ40

孤爪side


赤葦ってつくづくいじわるいと思う。




俺がAを好きだからってAに話し掛けて、俺に嫉妬させようとでもしているんだろう。






そこは別にいい。



……そりゃ嫉妬はしてるけど。







もし、Aが口をつけたそのコップを赤葦が飲んだら間接キス。






そんなのだめ。







孤爪「赤葦炭酸苦手なんでしょ。



俺、好きな方だから飲む」



赤葦「ありがたいけど、孤爪はなに頼んだの?」



オレンジジュース、と端的に答える。




赤葦「そう。


でも、Aちゃん果物ジュースも苦手らしいよ」



孤爪「そうなの?」



Aに目をやると、Aは縦に首を振った。





じゃあ、Aってなにが飲めるの。








『すみません……。



あの、やっぱり自分で飲みます。



これも成長ですから、きっと』





苦笑するA。









あんなに心底嫌そうな顔をしていたのに、全部飲めるわけがない。









赤葦「……」





赤葦は黙ってAに近づくと、Aの手からコップを取った。




そしてその中身を飲んだ。








……!






孤爪「なにしてんの赤葦」



平然と赤葦が答える。




赤葦「このままじゃ埒があかないと思って。




はい。Aちゃんこれ持って」




そう言って、お茶の入ったコップをAに渡し、自分がさっき口をつけたコップをおぼんに乗せた。









はあ。




最悪。

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サクラ - コメント、そして、お気遣いありがとうございます!更新頑張りますので、ぜひ、今後もご期待ください! (2019年1月12日 21時) (レス) id: 95f0db3da0 (このIDを非表示/違反報告)
炉来 - すごくおもしろいです!!!!!!応援してます!風邪が流行っているので気をつけてくださいね〜 (2019年1月11日 8時) (レス) id: 9a9c130ff0 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - ありがとうございます!応援を糧に、更新していきますので、ちょっと期待しててください! (2018年11月11日 16時) (レス) id: 95f0db3da0 (このIDを非表示/違反報告)
Yukina.(`・ε・´ - とても面白いです! 俺、ハイキュー大好きで、特に音駒が大好きなので凄くキュンキュンしちゃいました\\\キャー 更新楽しみにしてます!!頑張って下さい!(`∀´♭)グッ (2018年11月10日 16時) (レス) id: c3ea38a32d (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:サクラ | 作成日時:2018年11月2日 20時

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