１０話 ページ11
夜久side
Aが入って来た時、本当に誰か分からなかった。
髪はあまり長くない。
練習のせいか少し焼けた肌。
長いまつ毛にパッチリとした目。
キレイな形をした唇。
かわいい………。
『どうしたんですか？皆さん固まって』
少し首を傾げるA。
ん、かわいいな………。
孤爪「A………なの………？」
『そうですよ？』
恐る恐る聞く研磨をまるで気にせず、平然と答えるA。
なんか、目が、離せない。
それだけ、Aに引きつけられている。
ドキドキする。
Aは、端っこの布団に入り、かわいい寝息を立てて寝てしまった。
完全に寝た事を確認した黒尾が話を切り出す。
黒尾「アイツ、あんなにかわいかったか？」
山本「完全に女子でした………」
犬岡「なんで女子の格好なんですかね。
昨日は寝る時も男装してたのに」
海「男装するのだいぶ面倒だからじゃないかな」
俺達はなんの話をしてるんだ。
黒尾「隣、誰が寝る？」
犬岡「俺ですよね？昨日も俺だったんですから」
芝山「僕、Aの隣がいいから譲ってよ、犬岡」
芝山が言うなんて珍しいな………。
犬岡「………芝山には悪いけど、譲りたくない。
俺もAの隣がいい」
黒尾「じゃあ、間をとって俺が」
夜久、海「お前が一番危険だ」
黒尾「ふたりで言わなくても………」
黒尾は何するか分かんねーし。
でも、俺もAの隣がいいって思うんだよな。
夜久「福永が隣にいけばいいんじゃね？」
そう言うと福永は全力で首を横に振った。
顔を少し赤くして。
照れてるな………。
海は端じゃないと落ち着かないって言ってたし、黒尾は１００％ダメ。
福永には全力で拒否されたし、山本は………
チラッと山本を見ると、
山本「女子が隣で………」
妄想だけでショートしかけてるな。
１年ふたりはもめてるし、残るはやっぱ、
夜久「研磨はAの隣嫌か？」
いきなり話を振られて驚いたのか、ビクッと肩を揺らした研磨。
孤爪「嫌ではないけど………」
夜久「じゃ、Aの隣は研磨な。
明日に備えて早く寝るぞ。
研磨もすぐ寝ろよ」
研磨を羨ましく思っている自分もいる。
でも自分の欲望は抑えなきゃな。
犬岡、芝山「(研磨さん羨ましい………)」
黒尾「(俺が隣はそんなにダメかよ………)」
海「(研磨なら安心だな)」
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サクラ - コメントありがとうございます！研磨、私も好きです！自分で書いててドキドキしてます！ (2018年9月25日 18時) (
レス) id: 95f0db3da0 (このIDを非表示/違反報告)
にゃそ(プロフ) - け、け、け、研磨ァァァァァ！！ときめきが止まりません！！更新楽しみにしてます！！頑張ってください！ (2018年9月24日 21時) (レス) id: a3c7e486a5 (このIDを非表示/違反報告)
サクラ - 友達に教えてもらって、コメントの書き方を習得しました！見てくださる方、コメントをくださる方、本当に感謝です！ありがとうございます！ (2018年9月22日 17時) (レス) id: 95f0db3da0 (このIDを非表示/違反報告)
ねおここ(プロフ) - とても面白いですね！！こういうのはほんとワクワクします！！更新頑張ってください！！よければ私の作品も…なんておこがましい！！頑張ってください！(〃ω〃) (2018年9月11日 18時) (レス) id: ededd21401 (このIDを非表示/違反報告)
研ｶﾞｰｽｰ - めっちゃ面白いですね!!!( ; ゜Д゜//)こうゆうお話個人的にすごく好きです(’-’*)♪続き気になります＼(^o^)／頑張って下さい！応援してます(*^.^*) (2018年9月8日 18時) (レス) id: 306d9c59e9 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サクラ | 作成日時：2018年8月20日 11時
