ぬくもり… ページ8
A「……染みるぅ〜…」
末澤「酒飲んどるおっちゃんか。笑」
佐野「まぁ〜寒い日に飲むホットって
めちゃくちゃ体に染みるんよねぇ〜…」
A「……ってか二人はここにいていいの…？」
佐野「僕はリチャくんに呼ばれん限り
普段裏でこんな感じやから。笑」
末澤「俺もショーケースに入れたばっかやし
雨宿りに来とる人くらいしか居らんから暇やねん。笑」
A「そっか…ってかこんな呑気に
過ごさせてもらっちゃってごめんね…？汗」
佐野「Aちゃんやったらいつでも歓迎ですよっ♪」
末澤「配達員としてや無くても、客としてや無くても
一人でいたくない時は好きに来てええで。笑」
A「有難いけど…でもここで働いてないのに
私が裏にいるの…店長さんにバレたらヤバくない…？汗」
末澤「どーせ来んから。笑」
佐野「『後は任せたぁ〜』って感じやもんね。笑」
A「店長さんって…どんな人なの…？」
佐野「あぁ〜…一言で言うと優しいかな。笑」
末澤「我儘なとこあるけど、おもろい人やで。笑」
A「そっか…おじさんと仲良いの…？」
末澤「おじさんってお前んとこの店主？
聞いたことないけど…なんで？」
A「他の配達に行ってるお店はおじさんが配達に
行ってた時の人達ばっかで『新しいお店の注文は
受け付けない』って言ってたのにここが出来るってなって
新しいお店受け入れたから" なんでだろ "って思って…笑」
佐野「ほな…店長と昔からの付き合いがあるんちゃいます？
確か、うちの店長他にも店舗持ってはりましたよね？」
末澤「あぁ〜…何か聞いたことあるよぉな…」
A「そーいうことか。笑」
" 早く飲んで帰らなきゃ "って分かってはいたけど…
二人の優しさとここの温かさが凄く落ち着いて…
なかなか帰れなかったのはここだけのはなし…笑
今度はちゃんとお客さんとして来て
何か食べれそうなデザートでも頼まなきゃ…笑
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作者名：鳥子 | 作成日時：2023年3月26日 7時
