4日目 中 ページ9
ーNo sideー
よねこーもとい、猫娘は事務員の仕事が夜までに終わらず廊下を小走りしていた。そしてとうとう最後の仕事である六年の教師宛への書類を運ぼうとしている時、立花と曲がり角でぶつかってしまった。
ー猫娘sideー
「いったたた、、あ、ごめんなさい!、、って、あなた、昨日の、」
仙)「あぁっと、すまない、立てるか?」
(え、こんな優しい感じなの?)
「あ、大丈夫です!ありがとうございます!」
差し出された手に捕まり立ち上がった。
文)「おい、その書類大丈夫か?」
「えっ、あっ!」
両手で持っていたはずの書類は床にばらばらに散らかってしまっていた。
猫娘は慌てて書類を拾おうとかがむと、
仙)「あっ!私も手伝おう。」
文、猫)「えっ」
仙)「えっ?」
「あ、ありがとうございます!」
書類はすぐに回収し終わり、二人と別れた後、すぐ前の職員室に届けた。
だが、部屋を出るとまだそこには先程の二人が並んで立っていた。
「えっと、、どうかされましたか?」
文)「こいつがお前に話したいことがあるんだと。俺は先風呂に行ってるからな。」
仙)「ああ、文次郎。
ーーということで、すまない、時間は大丈夫か?随分と遅くまでやっているな。」
「もう終わったので大丈夫です。ちょっとミスがあったものでこんな時間に、、苦笑お話しの内容にもよりますけど、長いようでしたら夕飯とお風呂の後でも大丈夫ですか?」
仙)「そうか、じゃあ待っていよう。終わったら私の部屋まで来れるか?」
「あ、はい!」
・・・・・・
トントン「よねこです。」
仙)「おう、」
彼は扉を開けてくれた。
仙)「外でも大丈夫か?」
「は、はい!」
仙)「こんな時間にすまないな。改めて私は六年い組の立花仙蔵だ。」
「私は猫娘です。ここではよねこという名でいさせてもらっています。初対面があんな形になってしまいすみません、、」
仙)「あー、いやいや!私の方こそ何も言葉をかけてやれずすまなかった。。」
「あの、警戒しないんですか,?」
私は思っていることをストレートに聞いた。
仙)「私が話したかったことはそのことなんだ。喜八郎から我々忍たまが警戒し過ぎていると言われてな笑それで、もっと相手のことを知るべきだと。」
「そ、そうだったんですか。」
仙)「説教でもされると思ったか?笑」
「ちょっ、ちょっと笑でも、そんなこと言ってたなんて。」
仙)「そこもあいつのいい所だよな。」
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作者名:ゆかり | 作成日時:2024年1月21日 21時