0日目 ページ1
横丁を出て一旦木綿と別れた後、私は正門の戸を叩いた。すると、中からは用箋挟を持った男の人が出てきてた。
「明日からお世話になります。猫娘です。」
?)「あ!君が例の妖怪事務員だね。にしても、、ほんと普通の女の子みたい。」
「あはは、後者で接してくれた方が私にも都合はいいかもしれません、、苦笑」
?)「そうだそうだ!では、入門表にサインを。僕の名前は小松田秀作です!学園長の庵までご案内します。」
「はい、お願いします。ニコッ」
小)ドキッ(ん、今の胸の高鳴りは一体,,,もしかして妖術だったり、、、!!??)
小松田さんに案内され、学園長先生の部屋の前まできた。
「学園長先生、猫娘です。」
学)「待っておったぞ。入りなさい。」
「明日から1ヶ月間、お世話になります。」深々⤵︎
学)「そんな張り詰めんでもよい!真面目に、楽しく過ごしてもらえれば結構じゃよ。」
「はいっ!!」
学)「それと、猫娘と呼ぶのはなんか気が引けるのぉ。なんか良い呼び方はないじゃろうか。」
「あ、でしたらよねこでどうでしょうか。仕事の時に使っていた名です。」
学)「ほぉ。それは良い名じゃな。では、部屋まで案内しよう。シナ先生。」
サッ
山本)「はっ。」
(わ〜、やっぱりいつみても綺麗だわ、、)
山本)「それでは案内するわね、よねこちゃん!」
山本)「夕食はまだよね?食堂はまだ生徒がたくさんいるわ。まだ知らない人がたくさんいるだろうし、あなたも気まずいわよね、、。部屋に持って行った方がいいかしら?」
「お気遣いなく!というか、私は妖怪の身なので食事はあれば食べる程度で大丈夫ですよ!!」
山本)「あらそう?でも、この学園の学食は美味しいわよ〜!おにぎりでも作ってもらってくるわ!何か好きな具ある?」
「!!でしたら、鰹節でお願いしたいです!!」
山本)「ふふ、わかったわ。」
私はくノ一という、女の子の生徒用の長屋の一室まで案内され、荷物を整理した。
山本シナ先生はおにぎりを持ってきた後、顔を洗うための井戸の場所とお風呂の場所を教えてくれた。明日の朝にまた来てくれて事務室まで案内してくれるらしい。
(何から何までありがたいなぁ。)
「お、美味しい,,!!!!」
持ってきてくれた少し大きめのおにぎりは鰹節と鮭だった。山本シナ先生、猫の気持ちをしっかり理解している。絶妙な塩加減で食べるたびに口の中が幸せになった。
自分が夜行性ということも忘れてその日はぐっすりと眠りについた。
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作者名:ゆかり | 作成日時:2024年1月21日 21時