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日下瑛二
逢河くんの紹介を終えたパカは、俺の前までゆっくり歩いてきた
パカ「では、次の方…と行きたいところですが、この御二方は皆様より少し特別なゆえ、名前だけの紹介をお願い致します」
「じゃあ僕から。僕は日下瑛二、よろしくね」
蝉「…蝉。よろしく…」
美少年はそれだけ言って黙った
駆堂「蝉って…それ本名か？」
パカ「まぁまぁ、人には色々ありますからね」
パカは全て知っているのだろうか
俺が偽名を使っていることも
俺の本名も
蝉の本名も…
そんな事を考える俺に反して、パカは次のステージの説明を続けた
パカ「第2ステージは『取り換えコックリさん』
実況者数は4名。
こちらにワタクシが夜なべして作ったクジがございますので、パカさんマークを引き当てた方が…」
駆堂「ふざけんな！誰がやるかそんなもん！」
駆堂くんがそう言い放つと、パカはその言葉を待っていたかのように聞いた
“リタイアをご所望ですか？”
パカ「リタイアをする場合失格とみなし、
こちらゲノムタワー最下層にあります『白の部屋』へ強制収監いたします」
パッと黒板に映し出されたのは、さっき外で見たようなタワーの写真
そして次に映し出されたのは、真っ白な部屋の片隅で1人の男の子が頭を抱えて座り込んでいる映像だった
パカ「こちらは過去にあなた方と同じようにダダをこねたお方です。
実況を放棄した彼はずっと、四畳半の密室で延々と仲間のクリアを待っておりました。」
“すでに彼らが達成に失敗したこともつゆ知らず、来るはずも無い迎えをずっと…”
パカがそう言うと、蹲っていた男の子がどんどん白骨化していき、骸骨姿の男の子が映し出された
俺は、その男の子が、
来るはずのない迎えを待っている男の子が、
自分の姿と重なって
手の震えが止まらなかった
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のあ抹茶(プロフ) - こんにちは、このお話とは関係がないですが、「Broken Emotion」は最新されないんですか？このお話も面白かったです、最新頑張ってください(^O^) (2020年4月6日 14時) (
レス) id: e5127ccdd8 (このIDを非表示/違反報告)
カイル(プロフ) - とても面白かったです！続きを楽しみにしています！ (2020年3月26日 17時) (レス) id: 2ba625995f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Alice | 作成日時：2020年2月26日 18時
