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ページ47

鬼ヶ崎カイコク







忍霧「鬼ヶ崎、もうじきだ」








暗い森の夜道を、路々さんかれもらった発信機を頼りに忍霧と2人で歩く







忍霧「発信元がまったく動かなくなった」

「あいよ。ちっと急ぐか」







ヘマしたら駆堂にどやされるしな

ろろさんには…一服盛られそうだし







忍霧「駆堂は感情まかせに動く。今回は待機で正解だ。
貴様も無茶はするなよ」

「へいへい」



忍霧「ステルスゲームでは…敵の討伐よりも、任務の遂行と無事に戻ることを第1に考える。
攫われた者たちを解放したらすぐに村に戻る。
鬼をどうこうしようと思うな。パカの思うつぼだ」

「…敵前逃亡たァ、鬼ヶ崎の名が泣くねぇ」

忍霧「命が最優先だ。

障害になるなら、名など捨ててしまえ」







忍霧の言葉に、すこしドキッとした

障害になるなら名を捨てろ、ね…







「…過激だねぇ」

忍霧「? なんか言ったか?」

「いーや、別に何も言ってねぇよ」







そんなこんなで、発信機が示す場所に到達し、

気づかれぬようにそっと建物の中に入る







忍霧「広いな… 幸い見張りはいないようだが」

「忍霧、あそこ」







俺はふと視界に入った、川辺で魚釣りをしているキハチを指さす







「…優雅なこって

…今のサイズならたたっ切れねぇか?」

忍霧「おい。貴様は人の話を…」







忍霧の説教が始まる

そう思った時、天井裏からゴトンという音がした

そしてその音はおさまることなく、

ゴトゴト…ズ…ズル…ズル……

という不気味な音としてこちらに近づいてくる

だが…







『へっぷしゅ!…あ〜ちくしょーい…』

『おい、少しは我慢しろ』

『いやぁ、ここのホコリがすごくって』




「……今のぁ…」

忍霧「入出!蝉!お前たちか?」

『!! その声…』







バコンっという音と共に、天井の板が1枚外れた

そして中から顔を出したのは埃まみれの入出だった

GAME 12→←・



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のあ抹茶(プロフ) - こんにちは、このお話とは関係がないですが、「Broken Emotion」は最新されないんですか?このお話も面白かったです、最新頑張ってください(^O^) (2020年4月6日 14時) (レス) id: e5127ccdd8 (このIDを非表示/違反報告)
カイル(プロフ) - とても面白かったです!続きを楽しみにしています! (2020年3月26日 17時) (レス) id: 2ba625995f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Alice | 作成日時:2020年2月26日 18時

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