生まれ変わったこの世界で

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日下瑛二







更屋敷「ねぇ、あんたぜったいバカでしょ」

駆堂「ちげぇ、こいつはアホだ」







くじ引きの結果、俺、駆堂くん、更屋敷さん、忍霧くん、そして立候補した入出くんが第2ステージをやることになった

本来は4人だったが、入出くんが立候補したため急遽5人でのプレイになったと







入出「少し興味がわきまして…」

更屋敷「入出バカツキ」

駆堂「改名しろアホツキ」

「まぁまぁ、人数が増えて良い方向に進んだと考えよ」







俺がそう言って微笑むと、2人は呆れた目で入出くんを見た







入出「カリンさんはまたご一緒ですね」

更屋敷「うるさいわね。どうせくじ運悪いわよ…」







ふと黒板を見ると、デカデカと書かれた白い文字







“第2ステージ 取り換えコックリさん

コックリさんのみっつの願いを叶え

アイテム『01染色体』を手に入れよ”








「01染色体…？」

入出「日下さんはナカノヒトゲノムをプレイしたことはないんですか？」

「ナカノヒトゲノム？ごめん、俺ゲームとかやったことなくて…」

入出「謝らなくても大丈夫ですよ。
ナカノヒトゲノムというフリーゲームでも『染色体』を集めたんですよ」

更屋敷「あっちは22本集めたらクリアだったわ」

「へぇ。そこは人間の染色体と同じなんだ…
ということは、あと21回ゲームをやらなくてはならないのかな？」

忍霧「…いや、あの男は１億ビュー達成までと言っていた。
カウンターもこうして動いてる」







確かに、手首に目をやると数字が変動している







忍霧「……とにかく今はやるしかない」

入出「そうですね」







そう言って、俺を含めた4人の人差し指がコインに集まった

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