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日下瑛二







俺は死んだ

母さんに背中を刺されて

俺も母さんの背中を刺して


そのはずなのに、

視界いっぱいには豊かな自然

母さんにかけてきたはずの上着までちゃんと羽織ってるし、

なんなら刺されてもない



これが死後の世界ってやつなのか?



そんなことを考えたいたら、右手が何かにコツンと当たった

そこにあったのは物騒な拳銃

俺は何となくそれを手に取り、隠した



と同時に聞こえてきた動物の声

俺は反射的に木の影に隠れながら、声が聞こえた方に足を進めた








そして俺が見たのは、

美少年が眼球目掛けてナイフを投げてでっかいネズミを倒しているところだった







「うわ、すげ」

?「っ、誰だ!?」







反射的に出てしまった声

美少年は俺を怪しみ、今にも攻撃するぞという様な体勢で睨みつけてきた




何となく

魔が差したとでも言うのだろうか?

俺は美少年に興味がわいた







「わっ!ちょっと待ってよ!俺は怪しいもんじゃないから!」







警戒心が無くなるような

親しみやすいような

心を開いて貰えるような


そんな“日下瑛二”を咄嗟に作り上げた(・・・・・)







以前だったら大体の人はこのキャラで警戒心を解いてくれた

だけど、この美少年は違う

警戒心はそのままで

俺を探るような目で睨みつけてきた



この後どうしようか、なんて考えていた時

パチパチと手を叩く音が聞こえふりむくと、

そこにはアルパカの被り物をしたスーツ姿の男が手を叩いていた







?「いやぁ、とても素晴らしい!」

?「…今度は誰だ」

?「失礼、紹介がおくれました。
初めまして、ワタクシ『ナカノヒトゲノム』監視役、13番街担当のパカと申します。」

「パカ…?」

パカ「はい」

?「アルパカが何の用だ」

パカ「ノン。アルパカではなくパカでございます」







パカと名乗るスーツのやつを、美少年は鋭く睨みつける







パカ「おやおや、13番街の皆様はやはりお気が短い」

「ねぇ、パカさん」

パカ「はい、何でしょう」

「このでっかいネズミについて説明してくれない?」

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のあ抹茶(プロフ) - こんにちは、このお話とは関係がないですが、「Broken Emotion」は最新されないんですか?このお話も面白かったです、最新頑張ってください(^O^) (2020年4月6日 14時) (レス) id: e5127ccdd8 (このIDを非表示/違反報告)
カイル(プロフ) - とても面白かったです!続きを楽しみにしています! (2020年3月26日 17時) (レス) id: 2ba625995f (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:Alice | 作成日時:2020年2月26日 18時

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