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霊:21話【列車の中】 ページ41

〜〜列車の中〜〜

日も落ちてすっかり暗くなった田園地帯を列車は真っ直ぐに走り抜けて行く。

炭治郎「・・・・・・わぁ・・・・・・」

亭翔「へぇ・・・・・・列車の中ってこんなふうになっているのねェ。」

客車の扉を開けた炭治郎と亭翔は木製の車両には真ん中の通路を挟んでて二人掛けの席がずらりと並んでるのを見て小さく声を上げた。

伊之助「お!お!お!うひょ〜〜はええ〜!」

善逸「おいコラ!止めろって・・・・・・!!」

雪音「どうもスミマセン!」

伊之助が対面座席の間に割り込んで窓にはりついたりそれを見た善逸と雪音は慌てて彼を引き戻して座っている人達にペコペコと謝った。

亭翔「大丈夫ですか?」

炭治郎「お婆さん、これでいい?」

炭治郎と亭翔も目を見張りながら歩いたら網棚に荷物を上げようと苦労している老夫婦に目を止めるとすぐに声をかけて手を差し伸べた。

お婆さん「ありがとう。」

お爺さん「すまないねぇ。」

炭治郎と亭翔が荷物を押し上げると老夫婦は嬉しそうに微笑みながらお礼を言った。

亭翔「どういたしまして。」

炭治郎「いいえ。これくらいお安いご用です。」

老夫婦にお礼を言われた炭治郎と亭翔はにっこりと笑った。

伊之助「・・・・・・・・・・・・」フガフガ

雪音「伊之助、お願いだから大人しくてよ・・・?」

雪音はキョロキョロと落ちつきなく辺りを見回して空きあらば窓や客席に突っ込んでいこうとする伊之助を引きずり戻そうとした。

善逸「なぁ、炭治郎・・・煉獄さんって人に会うんだよな?この列車に乗ってるのか?」

この列車に乗ってる炎柱の煉獄杏寿郎に会いに行くんだろと善逸は前を歩く炭治郎に声をかけて尋ねてみた。

炭治郎「ああ。その筈だよ。」

善逸「柱だっけ?その煉獄さん、顔とかちゃんとわかるのか?」

炭治郎「うん。派手な髪の人だったし・・・匂いも覚えているから近づけばわかると思う。」

雪音「煉獄さんって確か・・・亭翔の師範の甘露寺さんの元師範だったよね?」

炭治郎「そうなのか?」

亭翔「うん。蜜璃姉さんは煉獄さんの継子で稽古とか鍛錬している今は鬼殺隊の隊士になって鬼狩りの仕事をしっかりと努めを果たして恋柱に昇進して継子である私を持つようになったけどね。」

炭治郎「へぇ・・・・・・」


つづく

紅:22話【大食い競争】→←紅:20話【紅葉とスズナと師範と万事屋とコナン((新一))と灰原((志保))】



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作者名:浪川紅葉&黒魔霊歌&うえちゃん x他2人 | 作者ホームページ:紅葉のホームページはねぇよby浪川 そうだなby剣城  
作成日時:2023年2月12日 17時

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