不死川玄弥の彼女は悲鳴嶼行冥の双子の妹で立場逆転転校する前の世界に居てその後立場逆転をして救え無かった杏寿郎を今度は助ける！？残りのメンバーも今度は助ける！ (ページ26)

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霊：６話【蒸気機関車】ページ26

〜〜とある駅〜〜

那田蜘蛛山で重症を負わして蝶屋敷で治療してもらったり機能回復訓練でなんとか完治した私達は鎹鴉の伝令で無限列車という任務に向かっていった。

雪音「此処が駅か・・・・・・・・・」

レンガ作りの駅は夕日に赤く染まっていた。

ホームに"無限"のヘッドプレートをかげた蒸気機関車が煙突から細い煙を吐きながら停まっている。

雪音「(・・・鬼殺隊に入る前からずっと行ってみたかったんだよねぇ。)」

大正時代の初めーー鉄道路線はすでに全国へと広がっていた。

駅には見るからに裕福そうな洋装の親子や中折れ帽を被った紳士や遠いふるさとへ帰るのか大きな荷物を背負った若者の姿があちこちに見える。

だが、そのなかに一際目立つ様子のおかしい五人組がいた。

伊之助「なんだ！この生き物はーーっ！！」

雪音「お願いだからそんな大きな声で叫ばないで！恥ずかしいから・・・っ！！」

機関車を見上げてそう叫んだのは上半身裸で猪の頭の皮をすっぽりと被っていて顔が見えないちょっと変わった男の子は私の彼氏である嘴平伊之助。

その伊之助が駅内で騒ぎを起こさないように彼を宥めようしてる私は黒髪のストレートヘアでサファイアのような藍色の瞳で鬼殺隊の隊服のうえに水色の羽織を着ていて右腰に日本刀をさしている水柱・冨岡義勇の継子の早乙女雪音。

伊之助「こいつはアレだぜ。この土地の主・・・・・・この土地を統べる者・・・・・・」

雪音「伊之助、あまり動き回らない方がいいよ・・・」

伊之助は機関車から連なる木製の客車にそって、ホームをじわじわと移動しながら言った。

伊之助「この長さ、威圧感、間違いねぇ・・・・・・今は眠ってるようだが油断するな！！」

善逸「いや、汽車だよ。知らねぇのかよ。」

亭翔「つーか、何を油断するなっていうの？」

呆れたように言ったのはその傍にたっていた少年と少女。

少年の方はざっくりと荒く切りそろえた西洋人のような黄色い髪で鬼殺隊の隊服のうえに山吹色の羽織を着ていて左腰に日本刀をさしている桑島滋悟郎の弟子・我妻善逸。

その善逸の隣にたっているのは黒髪のポニーテールで焦げ茶色の瞳で濃い赤色の羽織を着ていて雪音と同じく右腰に日本刀をさしている恋柱・甘露寺蜜璃の継子の化野亭翔。

つづく