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64.Sside ページ14






翔「おはよう。」
和「おはようございます。」
智「おはよ〜。」
潤「おはよ。朝ごはんできたから相葉くん呼んできてもらっていい?」
翔「うん。」




相葉くんはまだ起きてきていないのか…。




翔「相葉くん〜!朝だよ!」




そう言いながら部屋に入ると、相葉くんの爽やかな香りが鼻をくすぐった。




一晩寝るだけでこんなにいい香りになるんだ(笑)




翔「相葉くん?おはよう。」
雅「んむ〜、あ、翔ちゃんだ!おはよう!」
翔「朝ごはんできたって。」
雅「今行く!!」




相葉くんは急に起き上がって俺の手を取って部屋から出た。




なんだか俺が起こされたみたい…(笑)




雅「おはよう!!」
和「おはようございます。」
智「おはよ〜。」
潤「おはよ。」




相葉くんはパタパタと自分の席に座って、なぜか満面の笑みで料理を見ていた。




和「寝起きもうるさいんですね。」
雅「1人だともっと静かだよ!」
和「そうであってほしいですよ(笑)」
潤「1人でこれだと本当にやばいから(笑)」
翔「ハハハッ!(笑)」




朝からちょっと賑やかな朝食だけど、こうやって五人で囲んで食べれることが幸せだと思えた。




智「翔くん、仕事どうする?」
翔「まず、事務所には挨拶しに行こうかな?って思ってる。」
和「え、そこまで思い出せてるんだ!」
潤「どこまで思い出せてるの?」
翔「家族と事務所とマネージャーと近い先輩後輩くらいかな…?」
和「そこまで覚えてたら十分だよ!」




何でかは分からない。




何だか急に舞い込んで来たみたいに…。




頭の中で鮮明に顔が浮かぶんだ。




潤「じゃあ、近々もう仕事が出来そうだね。」
翔「たくさん休んじゃったから、バリバリ働くよ!!」
雅「俺も負けないように働く!」




なぜか対抗心を燃やす相葉くんとにらめっこをして、食べ終えた食器を洗い流した。




翔「手伝うよ!」
潤「ありがとう。」




食器を拭きながら松潤の手捌きを拝見する。




いつの間にか頼もしくなった松潤は、もう俺にも甘えてこなくなった。




ちょっと寂しい気もするけど、こうやって近寄れば素直に受け入れてくれる。




そんな優しさに今度は俺が甘えてるのかもしれないね。




翔「松潤、ありがとうね。」
潤「ん…?あ、こちらこそ。(笑)」




照れた顔はガキの時から全く変わらない。(笑)




本当にいつまでも可愛い自慢の弟だ。

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作者名:きき | 作成日時:2017年4月12日 7時

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