優しい記憶2 (ページ12)

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62.Mside ページ12

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プルルルル…プルルルル…

潤「もしもし？」
智「もしもし。松潤？」
潤「うん。」
智「物件、決まったよ。」
潤「あ、そうなの？あの物件の中のどれかになったの？」
智「うん。ちゃんと5部屋、個人部屋があるやつ！」
潤「あ〜ここに住みたいねって言ってた物件か。やっぱり翔くんも考えること一緒なんだね(笑)」

俺達だけで候補を見つけていた時に、「この物件って俺達にぴったりだね」だなんて話していた。

丁度、ひみあらの時のような。

そんな形をしていて、すごく親しみがあった。

智「あ、そう言えばね。翔くん退院したよ。」
潤「え…！！今なんて？」
智「だから〜、翔くん退院したよ！！」
潤「え〜！！まじか！！」

そんなついでに…みたいな後付けで話すことなのか…？(笑)

潤「退院日なら言ってくれたら良かったのに…。」
智「だよね〜(笑)でもサプライズが良かったんだって(笑)」
潤「翔くんも意地悪だな〜(笑)」
智「で、翔くんが退院したから一緒に物件を見に行って、ニノがふざけて拝んだら半額にしてもらえて、半額で契約してきた。」
潤「え…？」

え、まってまって(笑)

もう退院した翔くんと物件を見に行った？

ニノがふざけて拝んだら半額になった？

半額で契約してきた？

潤「一気に言いすぎて、ついていけないんだけど…(笑)契約したってことだよね。」
智「うん！半額でね！」
潤「そっかそっか。まあお金は後で考えるしかないな…(笑)」

段取りを間違えてる気もするけど、やっぱり何よりも翔くんが退院したことが嬉しかったんだろう…(笑)

潤「見たかったな〜物件(笑)」
智「もうおいら達の物だから、いつでも行っていいんだよ？」
潤「場所さえ教えてくれれば、俺は相葉くんと行こうかな？」
智「わかった！じゃあ物件の詳細、写真で送るね。」

急にプチッと切られた電話(笑)

そもそもリーダーが、あのパソコンを使えないリーダーが、スマホを使えてる時点でちょっとびっくり。(笑)

送られてきた写真を見ると、明るい未来が近くまでやって来ている気がした。