For dream twenty years (ページ3)

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2.Nside ページ3

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雅「続いての対決はクリフクライム！」

場面転換して3ゲーム目のクリフクライム。

収録もいよいよ後半戦を迎えた。

先攻はゲストチーム。

今日は芸人さんの多い集まりだから

ガヤガヤしてて収録がぜんっぜん進まない。

すべり放題すべっても

楽しい笑い声がいつも聞こえるから

退屈はしないんだけど。

今日は隣から誰よりも大きい笑い声が

聞こえてこない。

それだけ今は面白くないのかな…？

それともツボがちょっと違ったりする…？

不意にその当人の方を見ると

腕組みをしたまま頭が下がってた。

ん…！？

寝てる…！？

驚いた…。

翔ちゃんが寝てる。

収録中に翔ちゃんが居眠りするなんて…。

確かに最近の翔ちゃんは

類を見ないほどの忙しさを極めている。

でもいつだって

パワフルに何でもこなしてきたのに…。

やっぱり年のせい…？←

そんなふざけてる場合じゃない。

誰にもバレないように

服の裾を引っ張ってみた。

翔「ん…？」

和「大丈夫？」

まだ眠そうな目をする翔ちゃんに

小声で聞いてみたら

徐々に状況が掴めてきたらしい様子で

突然焦り始めた。

翔「え…ごめん…俺、寝ちゃってたよね。」

和「でも大丈夫。誰にもバレてないから。」

翔「ごめん、本当にありがとう…。」

スケジュール管理をちゃんとしてあげてって

マネージャーに言っとかないとだな。

大野さんでもあるまいし、

収録中に寝るだなんて

余程のことだと思う。