Story69.Sside ページ19
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張りつめた空間…。
翔「何が目的なんだ…？」
清「嵐を潰すこと。」
翔「もう…潰れてるよ…。ニノが脱退しようとした時点で…。」
清「でも、お前らはまだ続くだろ？」
とんだ勘違いだ…。
人数がいて、まだグループができたとしても、俺らが続けることを誰も望まないだろう…。
俺も納得ができないし、ファンも納得しない気がする…。
5人で1つ。
そう約束して来たんだから、それは最後まで突き通すんだ…。
翔「続けないよ？…というか、続かない。」
清「二宮がいなくなったって、リーダーでもないし、メインボーカルでもない。進行してるわけでもないんだから、何も困らないだろ？」
翔「困るよ！！メンバーがいなくなるってこと、分かんないのか…！？」
目頭が熱くなってきたのも構わずに、ただ清水を真っ直ぐに見た。
翔「役割ができるから必要とか、そんなんじゃねぇよ！！元から、そんな役割なんか、あってないようなものだったし！…ここには、目に見えない絆とか、愛情とか、思いやりがあるんだよ…！腐った心しか持ってねぇお前に、何が分かんだよ！！分かってたまるかよ…！！！」
和「翔…ちゃん…。」
そんな名前を呼ぶ声を頼りに振り返ると、みんな泣いていた。
みんな酷い顔して泣いていた…(笑)
なんだか…前の嵐に戻れた気がした…。
清「…夜会のスタッフなる前の番組、俺、全部担当してきてたからさ、ずっと見てきたけど、人気になってきて、周りが見えなくなってるんじゃないかな？なんて考えてたんだよ。昔は櫻井を見てると、わざとボケて、一生懸命目立とうとしてたのに、今はみんなが注目してる。だから、何もしなくても目立つようになったせいで、一生懸命さを感じられなくなったんだ…。でも、昔から何もかも変わってなかったな。笑う時は一緒に笑って、泣く時は一緒に泣いて、悩む時は一緒に悩む。…俺さ、分かんなくなってたんだよ…。昇格もできなくて、プロデューサーに気に入られたと思ってたら、飽きられて捨てられる。俺、ここにいる必要ないな〜って。(笑)…こんな話、お前らにしても、意味無いよな…。」
清水も…悩んでいた部分があったんだ…。
清「まあ、安心しろ。もうこれで終わりだから。」
そう言うと、清水は手に持っていた銃を自分のこめかみに当てた。
翔「やめろ…！！」
反射的にそう叫んだ…。
バーンッ…！！！！
俺の耳には銃声がこだました…。
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きき(プロフ) - misonoさん» ありがとうございます！期待に応えられるようなお話が目指せるように頑張ります！ (2017年4月17日 17時) (
レス) id: 46cce828c5 (このIDを非表示/違反報告)
misono(プロフ) - 続編、楽しみにしてますｯ!! (2017年4月17日 17時) (レス) id: ec0485a09b (このIDを非表示/違反報告)
保ﾟヨリん(プロフ) - いい話（；＿；） メンバー愛を再確認できる、いい話だね！敵も味方も、みんな素敵な人たちで読んでて楽しいですっ！ (2017年2月16日 22時) (レス) id: 262aafcd82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きき | 作成日時：2017年2月3日 8時
