Story51.Sside ページ1
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警「面会許可が降りました。ご準備出来たので、面会室まで案内します。」
案内された部屋は、さっきまでの待合室とは全く違う雰囲気で、重い空気が流れていた…。
警「面会時間は30分です。終わりましたら、部屋の前で担当者が待っていますので、声を掛けてください。」
翔「はい…ありがとうございます。」
ニノに会えるという嬉しさと、条件の多いことへの不満が心の中で混ざって、複雑な気分になった…。
翔「失礼します…。」
そう言って入った部屋は、何もない部屋だった。
椅子と机と、ガラスがあり向こう側が見える、ドラマで見る光景だ…。
向かい側には既にニノが座っていた。
翔「ニノ…！」
和「翔…ちゃん？なんで？病院は？」
翔「…抜けて来た。ニノに会いたくなってさ…。」
和「俺は大丈夫だから…病院行かないと、大騒ぎされちゃうよ？」
翔「大騒ぎなんて…今関係ない…。ニノが1番大事だよ…。」
ニノの目を見ると赤く充血していた…。
ちゃんと休めてないのかな…？
和「じゃあ…お願いがあるんだけど…。」
翔「何…？」
手を招くようなポーズ取ったので、耳を傾けた。
和「ここの警察、上からの圧が掛かってて、何も聞いてくれないんだ…。だから、圧を掛けてる人を特定して、証拠を作って警察に提出してほしいんだ…。」
小声で外の警察には聞こえないように話すニノ。
圧が掛かっているなんて…ドラマでもないのに…そんなことあっていいのか？
翔「わかった…。何とかやってみるよ…。」
和「ありがとう。」
久しぶりにニノの笑顔を見た気がした…。
和「その手どうしたの…？」
翔「あ、これ？ぶつけちゃった(笑)」
和「ぶつけただけで、こんなに酷くならないでしょ…。」
翔「俺、ドジだから(笑)」
和「痛くないんだから、余計に気にかけないと…。」
翔「心配してくれてありがとうね…？」
和「ううん。あのさ…清水の所には行かないでね…？」
翔「どうして…？」
和「俺みたいになっちゃうから…。」
翔「…警察に連れてかれるってこと？」
和「うん、翔ちゃんの事で、文句言いに言ったんだけど、つい手が出ちゃって…。」
翔「…そっか、わかった。」
和「よろしくね？」
翔「うん…。」
ニノごめんね…？
早速、俺はその言い伝えを破る…。
なんで…俺の為なんかに動いてくれるだよ…。
俺が嵐を守ってたはずなのに…。
いつの間にか守らていたみたいだ…。
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きき(プロフ) - misonoさん» ありがとうございます！期待に応えられるようなお話が目指せるように頑張ります！ (2017年4月17日 17時) (
レス) id: 46cce828c5 (このIDを非表示/違反報告)
misono(プロフ) - 続編、楽しみにしてますｯ!! (2017年4月17日 17時) (レス) id: ec0485a09b (このIDを非表示/違反報告)
保ﾟヨリん(プロフ) - いい話（；＿；） メンバー愛を再確認できる、いい話だね！敵も味方も、みんな素敵な人たちで読んでて楽しいですっ！ (2017年2月16日 22時) (レス) id: 262aafcd82 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：きき | 作成日時：2017年2月3日 8時
