14×4の３話目 ページ4
晩飯も食べ終わって、たいして面白くもないテレビを見ていると電話が鳴った。
ババアが電話に出る。どうやらAの親からみたいだ。
「Aちゃん、今日もお母さん達事務所に泊まるそうだから、家に泊まってってね」
『はーい！ きょうはかつきとねたい！』
また、か。
昨日も一昨日も、その前の日も、Aは家に泊まっていた。
今じゃ、幼稚園に必要なリュック、服一式など、Aの生活用品の殆どがコッチにある。
近所にあるAの家は空っぽの状態だった。
「勝己、ムカつくからって爆破とかさせるんじゃないよ！」
「んなことしねぇよクソババア!!」
『かつき！ 早くねよー！』
「まだ風呂にも入ってねぇだろうが！ さっさと入るぞ!!」
『わーい！ かつきとおふろ！』
「早くしろ！」
さっさと風呂に入って、Aと自分の部屋にもどる。
コイツの背中にはえている羽は、服を脱いだりするときに半端なく邪魔で、服の着脱が大変だ。
『かつきはまだねないの？』
「まだ課題が残ってんだよ。先寝てろ」
『えー！ かつきのケチ！』
「ケチでも何でもねぇだろ！ さっさと寝ろ糞が!!」
そう言うとAは拗ねたようにベッドに潜った。つか俺のかけ布団の大半とってんじゃねぇよ。
課題も片付き、俺も寝ようとベッドに入ったときだった。
『パパ……ママ……』
また、寂しそうに呟く声が背中の後ろから聞こえた。
「娘が寂しがってんじゃねぇか……コイツの親は何してんだ」
柄にもなく、その日はAを腕の中に抱きしめて眠りについた。
続く (更新停止中)
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*ねこふとん*(プロフ) - たくっちさんもキドさんも尊い＠暖ゴロさん» 夢主ちゃん可愛いですか？ありがとうございます(((( ヒロアカは数ヶ月前にどっぷりハマってマッハで単行本買い揃えました← (2016年11月21日 16時) (
レス) id: a97d112bb3 (このIDを非表示/違反報告)
たくっちさんもキドさんも尊い＠暖ゴロ(プロフ) - ヒロアカ半年前にジャンプ読むのやめてから読んでなかったのに…………ちくしょうハーリィかわいい(そう言えば俺の没小説の主人公にハーリィっていたな) (2016年11月21日 15時) (レス) id: bf06fa08bc (このIDを非表示/違反報告)
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