26青春サツバツ論 ページ26
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白「入っておいで糸成。」
ﾊﾞﾝｯ
「「！！？？」」
『ひゃぁっ！？』
皆が驚きの声をあげるのも当然。
呼ばれた糸成はドアからではなく後ろの壁を破ってきたのだ。
糸成の席はAの後ろ。
『(最悪の席じゃんか！！)』
Aは少し怯えているようだ。
糸成「俺は勝った。この教室の壁より強いことが証明された。」
『「「いや、ドアから入れよっ！？」」』
ツッコミの切れ味も十分。驚きも十分だ。
糸成「それだけでいい、それだけでいい。」
「(なんかまためんどくさいのが来やがった！)」
焦点の合わないその瞳は一体どこを見ているのやら。
て言うか壁に勝つって何。
皆は戸惑っている。
もちろん殺せんせーも含めて、、
殺せんせーのあの顔。口が歪み、冷や汗をかいてる。笑顔でもなく、真顔でもなく、………なんだその中途半端な顔は。
白「堀部糸成だ。仲良くしてやって下さい。」
「「(仲良く……)」」
白ずくめの保護者に話の読めない転校生。
今まで以上に一波乱ありそうだ。
カルマ「ねぇ、糸成くん。ちょっと気になったんだけど、今外から手ぶらで入ってきたよね？外土砂降りの雨なのになんで糸成くん一滴たりとも濡れてないの？」
Aの隣にいるカルマは飄々として問うた。
糸成「お前は多分このクラスで一番強い。」
糸成はカルマの質問には答えず違う話をカルマに持ち出す。
糸成「俺が殺したいと思うのは、俺より強いかもしれない奴だけだ。
このクラスでは殺せんせー。アンタだけだ。」
殺せんせー「強い弱いとは喧嘩のことですか？糸成くん。力比べでは先生と同じ次元には立てませんよ。」
糸成「立てるさ。だって俺たち血を分けた兄弟なんだから。」
「「『えぇええええ！？？』」」
き、き、き、き、
兄弟!!??
糸成「放課後、この教室で勝負だ。」
それだけを言い残して白と糸成は去っていった。
今はその2人よりも、
「ちょっと兄弟ってどうゆうこと！？」
「そもそも人とタコって全然違うじゃん！！」
皆の関心はこっちに一直線だ。
殺「えぇ！？先生全く身の覚えがありません！！昔、親に“弟が欲しい”って言ったら家庭内が気まずい雰囲気になりました！！」
焦った様子で弁明する殺せんせー。
『そもそも親ってなに！？』
「殺せんせーは天然物じゃ絶対ねぇだろ！？？」
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ふぇい(プロフ) - とまとさん» めちゃ短くてめちゃストレート笑嬉しいです！すきと言われちゃあ書くしか選択肢はない！！ (8月20日 22時) (
レス) id: 87b3d0ca76 (このIDを非表示/違反報告)
とまと - すき (8月6日 15時) (レス) @page22 id: 3865ce0038 (このIDを非表示/違反報告)
Kk - 更新待ってます‼︎ (5月14日 21時) (レス) @page25 id: 51f0cf609d (このIDを非表示/違反報告)
ふぇい(プロフ) - 猫もんさん» すいません、コメントに気付くのが遅れてしまって…気に入っていただけたなら幸いです。猫もん様の作品も少々拝見させて頂きました。お互い頑張りましょう！ (2023年2月4日 9時) (レス) id: 87b3d0ca76 (このIDを非表示/違反報告)
ふぇい(プロフ) - ∞霧崎 七美∞さん» 今頃ですが指摘ありがとうございます。直しました！ (2023年2月4日 9時) (レス) id: 87b3d0ca76 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふぇい | 作成日時：2022年10月24日 3時
