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何気なくまーくんに見とれてしまう。
Tシャツとジーンズ、タオルだけでカッコいい人他にいるのだろうか。
ぼんやりしてる私を叩き起こすように
電車がガタンって音を立てて。
音が鳴ったと同時に車体が揺れてぼんやりしてる私の体がゆらっと傾いてバランスを崩した。
倒れるっ…！
と思って掴まれるものが無いか全力でもがいた。
が、そのまま倒れ込んでしまった。
その先というのも、まーくんの胸の中。
雅「おっと、大丈夫？」
はっとして急いで体を元に戻す。
恥ずかしさに顔が熱くなる。
「ご、ごめんっ」
雅「別に全然いーよっ」
「私がぼーっとしてたからだよ、ごめんね」
雅「あはは、そんなに謝ることないのに、むしろもっと頼って？」
まーくんはそう言ってくれたけど
私は足にぐっと力を入れ直した。
和「真緒が倒れる時はまーくんじゃなくて俺の方に来いよ」
真緒「倒れる時って意図的に倒れるもんじゃないよね？」
こちらはいつものバカップル。
私のせいで一瞬固まった空気がふわっと軽くなる。
私は突然呼び込んでしまった紗那を心配していた。
「紗那、急に呼んじゃってごめんね？」
紗那「ううん、全然大丈夫、むしろ嬉しいよ！でも、みんな櫻井先輩と大野先輩と仲良いだよね？」
雅「いや、俺全く話したことないよ？」
紗那「えっ、相葉くんも？良かったあ、」
雅「和は大野先輩はちょっと知ってるんだっけ？」
和「俺は大野先輩は文化祭ん時にちょっと話したくらい。けど、翔ちゃんはね実は小学校ん時にちょっとだけ仲良かったの」
雅・真緒・A「えっ、そうなの！？」
和「うん。」
衝撃の事実を平然と言って驚く私たちを見て、んふふって笑った。
和「まあ、覚えてもらってるか危ういけどね」
それは本当に聞いてない。
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作者名：花 | 作成日時：2018年2月22日 18時
