堕天使の少女と赤い悪魔【宗教松】 (ページ34)

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━━━33話ページ34

悪魔「お前ほんとしつこかったなーまるで物語の主人公みたいに。でもそっちから出て来るなんて……好都合だな」

こんな奴が

トド「に……い」

こんな奴がなぜ彼女と話すことが出来て

悪魔「ん？どうしたのかな？遺言的な？いいよいいよ〜今言わないという機会が」

彼女と居ることが出来んるだ……！

トド「憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い憎い！！！」
悪魔「おー怖いこわーいw」
トド「なんでお前が彼女と話すことが出来てこんなにも彼女を愛している僕は話すことが出来ないんだ彼女に触れたい彼女と話したい彼女を遠目で見るのは嫌だ彼女の一番そばにいたい近くに居たい僕と彼女の種族が違うなんて関係ない彼女が好きだ愛しているなのになんでなんでなんでなんでなんでぇ！！」

なぜ僕は彼女の一番になれないんだ！！

悪魔「……お前それ本気で言ってる？」
トド「…は……ぁ？」
悪魔「だってさー色々ごちゃごちゃ言ってたけど、お前は堕天使ちゃんのことが好き。好きだからって…あの子のそばにいれるわけないじゃん」
トド「何……い…て」
悪魔「人間って愛が何よりも強いとかなんというけど愛なんて所詮幻覚に過ぎないんだよ」
トド「は…？意味分かんな」
悪魔「好きなんて気持ちはなくてただお前は一番手頃なあの子に寄りかかりたいだけ」
トド「違う」
悪魔「一番ただ誰かに認めて欲しい。だから一番異性で一番長く一緒に居たあの子を好きだと思い込んで依存してるだけ」
トド「違う……！」
悪魔「お前は本当のあの子を愛していないんだよ。お前自身が愛されたいだけなんだよ」
トド「違う違う違う違う違う違う違う！！！」
悪魔「でも……そんなつらーい現実から逃れさせてあげるのがちょー優しい悪魔の仕事。あー俺優しっ！最後の最後に"だぁい好き"な彼女をちょっとでも見れてよかったね〜」

嫌だ

まだ

死にたくない

まだ

彼女に

悪魔「今度は死体を残らないようにしてあげるから」

つ─────

━━━

悪魔「あー疲れたー……心臓を爆発させたから血かぶっちゃったなー」

俺は魔法を使って血を全ておとした

一人になった

悪魔「これで……」

これで

もうすぐ

あの子は

"俺の所有物"

邪魔者は

残り▒人

悪魔「さてと……生きるか死ぬかのゲーム……」

誰が最後に残っちゃうのかな