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｢お兄さん…ごめんなさい。ほんとに私寝相悪かったよね。昔からなんか上と下反対になったりすることがよくあって…｣
｢れいちゃん謝んないで？別にれいちゃん寝相悪くなかったよ？｣
｢ただスキンシップが多くなるだけ｣
｢ちょ！おそ松兄さん余計なこと言うな！｣
｢スキンシップ？｣
スキンシップ。英語で言うと肌の状態とか…そんな意味だが…
どういうことだろう？
｢れいまたわかんないわけぇ？｣
｢はい…｣
｢日本で言うスキンシップは、ハグとか手を繋ぐこととか、相手に触ったりとかのこと言うの｣
｢なるほど…｣
また1つ覚えた。
けれど
｢私はそんなことしない…｣
｢いや、全力でれい抱きついてきたから。俺とトド松両方に｣
｢ま、まぁ僕らはまだ大丈夫だったから…｣
抱きつく…
自分から私はそんなことをやったのか。
｢あ…えっと…ごめんなさい…｣
私は布団で自分の顔を隠す。
｢そんな…こと…自分からするなんて…恥ずかしい…｣
私は恥ずかしさのあまり蹲る。
される分には何も思わないけれど、するのはよくない。
そう思ってるにも関わらず、自分から抱きつくなんて恥ずかしい。
ちらりと布団を下げておそ松さん達の方を見ると、ため息をして頭を抱えていた。
｢あー…やば。可愛いわ｣
｢激しく同意…｣
｢あの…私、着替えてチョロ松さんと十四松さんの様子見てきます｣
私は着替えだけ持ってお風呂場に行き着替えた。
その後治療室へ向かった。
ー治療室 6:56ー
トントンと一応ノックをする。
するとはーいと返事が聞こえた。
扉を開けると、チョロ松さんが体を起こし本を読んでいた。
十四松さんはまだ寝ているようだ。
｢体調どう？｣
｢もう大丈夫だよ。ありがとう｣
｢でも良かった。チョロ松さん、十四松さんより病状重くて…｣
｢そうだったんだ。ごめんね、ドジっちゃって…｣
｢今度から気をつけて欲しくはあるかな…｣
私がそう言うと、チョロ松さんは私の頭に手を乗っけ
ぎこちない手つきで撫でた。
｢し、心配してくれるの…すごく嬉しいよ｣
突然はっとしたようにして、チョロ松さんは手を離す。
そして顔を真っ赤にした。
｢あ、いや！ご、ごめんね！｣
｢気にしなくていいけど、チョロ松さんの方は大丈夫？｣
｢へ？な、なにが？｣
｢顔真っ赤だから｣
そう言うとチョロ松さんは慌てふためく。
｢大丈夫！大丈夫だから気にしないで！｣
｢そう。あ、チョロ松さんなにか欲しいものある？持ってこようか？｣
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作者名：翡翠葛@優杏 | 作成日時：2020年4月27日 9時
