私たちのハウス

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体育の内容はサッカー。
体育の先生の機嫌がよく、試合形式の授業となった。
どっちかと言うとサッカー得意な方なんだ、私。



だから少し夢中になりすぎた……。

茜「ねぇ、友香大丈夫そ？あれ。」
瑞穂「へ？」

慌てて友香がいる木陰に目を向けると、
体育座りで顔を埋めている。
瑞穂「やばっ……ごめん、誰か私とメンバーチェンジ!!」



瑞穂「友香！大丈夫?!」
友香「はぁっはぁっ…みづ…ほ…。くるし……。」
瑞穂「ごめんね、すぐ気づかんくて。薬飲んだ？」
友香はうんうんと首を縦に降るけど、薬飲んでこれか……。

瑞穂「背中乗って。おんぶして保健室連れていってあげる！」
茜に目配せしたから体育の先生への説明は上手くしてくれるだろう。


瑞穂「失礼します。佳代子先生、友香が発作起こした。」
佳代子「やっぱりかー！まぁここまでよく頑張った方ね。」
瑞穂「お姉ちゃんに電話してくる。」

お昼時ということもあり、七瀬お姉ちゃんにはすぐに電話が繋がった。

瑞穂「すぐに迎えに来てくれるって。良かったね。」
友香「かえり…たくな…い。」
瑞穂「でも辛い友香を見てるのは私も辛いの……。そうだ、購買のスペシャルプリン買って帰るよ！だから友香は先に帰ってて？」
友香「……わかった。」

七瀬お姉ちゃんの病院は高校から近いから、ほんとにすぐ迎えに来た。

七瀬「瑞穂、ありがとね。とりあえず病院連れてくから。」
瑞穂「いや、なんも。むしろ私気づくの遅くなったの…。」
七瀬「でもこうして友香が意識あるのはやっぱり瑞穂のおかげ。学校終わったら病院に友香迎えに来てあげて？」
瑞穂「うん、わかった！頼んだ、七瀬お姉ちゃん！」

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