ひなた様リクエスト ページ45
七瀬side
夕食の準備をしていると、後ろから茉央が抱きついてきた。
何も聞かずとも背中に伝わる異常な熱で状況は察知できて。
そもそも珍しく茉央が甘えてきた時点で分かるのだけども。
七瀬「何度あったん?」
茉央「んー…………39.1。」
七瀬「めっちゃ高いやん!!」
思ったよりも高かった熱に私は驚き思わず振り返った。
茉央「風邪だと思うんだけどねー。」
七瀬「医者の自己診断が1番危ないねんで……。」
茉央「まだ医者じゃないもん。」
七瀬「とりあえず夕飯の支度終わったらみにいくから
先に上で寝てて?」
すこし急いでご飯を作り、
あとは美玲や優佳に任せて茉央の元へ行くことにした。
七瀬「お待たせー…っていないやん。」
部屋には誰もおらず、茉央の布団も几帳面に整えられていた。
もしかしてと嫌な予感がして2階の御手洗に直行。
七瀬「やっぱり……。」
茉央「……ごめ…………うっ」
七瀬「喋らんで大丈夫やで。とりあえず全部吐きだしちゃいな。」
キッチンでやり取りしてから1時間弱。
その間ずっとこの状態であっただろう茉央の体は熱いのに冷たかった。
茉央「大丈夫……落ち着いた……。」
七瀬「ほんと?じゃあ肩貸すから部屋に戻ろう。」
七瀬「主訴とそれらを自覚した時間は?」
茉央「胃のムカムカはお昼頃から感じてて、七瀬お姉ちゃんと話したあとちょっとしたぐらいに明確な吐き気に変わった。熱発は1時間前くらいだから18時。でも測ったのが18時なだけでもう少し前からあったと思う。あと少しお腹痛いかも……。」
七瀬「わかった。じゃあちょっと聴診器失礼しますねー。……うん、指貸して。」
七瀬「脱水もあるし、熱も高いから病院行こ。」
茉央「わかった……。」
病院につき採血やらをした感じでも胃腸炎ぽい。
今は補液と解熱剤の点滴を受けている。
茉央「わたし治るまでどこか探してそこで泊まる。優佳試験前だし、友香しおり菜緒あたりに移しちゃいそうだし。」
七瀬「いやー、さすがにこの状態の1人で泊めるのは心配だよ……。あ、ちょっと待って。」
私は由依に連絡を入れた。
七瀬「今、由依に電話してきた。やっぱり1人で泊めるのは心配だから由依の仕事場の近くのホテルに由依と一緒に泊まって。そのビジネスホテルにも連絡入れて了承とったからさ。点滴が終わる頃に由依が迎えに来てくれるから。」
茉央「わかった。」
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ドクターさく(プロフ) - ざくーるさん» はい!いつでもお待ちしております! (2022年9月28日 0時) (レス) id: eb4732aa93 (このIDを非表示/違反報告)
ざくーる - ドクターさくさん» ありがとうございました!楽しく読ませて頂きました!またリクエストさせて下さい。。 (2022年9月28日 0時) (レス) id: 4313c431aa (このIDを非表示/違反報告)
ドクターさく(プロフ) - ひなたさん» リクエストありがとうございます!これからよろしくお願いします! (2022年9月26日 19時) (レス) id: eb4732aa93 (このIDを非表示/違反報告)
ひなた(プロフ) - 茉央ちゃんが風邪をひいて嘔吐が止まらなくなったのをなーちゃんが気づいて病院に連れて行ってゆいぽんが看病する話が見たいです。 (2022年9月26日 18時) (レス) id: eb67f4d123 (このIDを非表示/違反報告)
飛彩(プロフ) - リクエスト書いてくださりありがとうございました! (2022年9月26日 5時) (レス) @page41 id: 6f8da32f3e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:ドクターさく | 作成日時:2022年9月3日 23時