私たちのハウス

とみ様リクエスト※月モノ注意 ページ36

しおりside

ある日の昼下がり。
気づいたらお腹に鈍痛がはしっていた。
この時点でもうこの先1週間に絶望し、憂鬱となる。
授業後急いでトイレに駆け込むと案の定の光景が広がり、
いつもより少し重い痛みがはしるお腹を抑える。
あいにく痛み止めはもちあわせておらず、
帰るころには歩くので精一杯だった。


やっとの思いで家に到着し、ベットに横になる。
既に視界は軽く歪んでいるし、吐き気もあるような気がする。
そして何よりいつもの倍のお腹の痛み。
菜緒に痛み止めを持ってきてもらい、無理やり流し込んで少し目を閉じることにした。



飛鳥「しおりお姉ちゃん、具合悪いの？」
しおり「ん？……あぁ、飛鳥と天か……。お姉ちゃんちょっとお腹痛いの。」
天「お腹？なんか変なもの食べたの？」
しおり「あ、そういう感じじゃないんだよな…。生理痛っていうやつなんだけど…｡」
飛鳥「せーりつー？」

そりゃ分からないよなぁ……。
でも説明してあげようにも視界は寝る前より歪んでいるし、
自分を中心にぐるぐる回っているような感覚を覚えている。
とても説明できるような体調じゃなくてどうしようかと思っているとちょうど助け舟がやってきたのだ。

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