私たちのハウス

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七瀬「ただいまー、茉央どこ？」
天「七瀬お姉ちゃんと美玲お姉ちゃんおかえり！菜緒お姉ちゃんは由依お姉ちゃん達の部屋！」
美玲「ただいま、とりあえず先に菜緒の検査だけしちゃおうか。」

それまでぐっすり寝ていた菜緒だったが、
七瀬と美玲が帰ってくると同時に野生動物のように目覚めた。
しかし傍らには完全防備をした茉央。制止を振り切る体力があるわけもなく、既に逃げることは不可能なのだった。

七瀬「茉央、菜緒。ただいま。」
美玲「さっそくやっちゃいますかー。」
菜緒「やだやだやだやだやだやだやだ。」

意外と元気だねー、なんて言いながら
七瀬と美玲は準備を進めていく。
は茉央に軽く体を押さえつけられ為す術なし。

七瀬「じゃ、ちょっと我慢してなー。」
菜緒「やだやだ…んぐっ…｡」

あまりの痛みに目をぎゅっとつぶる菜緒。

美玲「はい、終わりー。よく頑張ったね。」
七瀬「結果出るまで30分くらい待ってね。」
菜緒「だからインフルじゃないって……｡」



だが結果はインフルエンザA型。
それを伝えられた菜緒は流石に暴れる気力もなくなってしまった。


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美玲side

薬を投与され、菜緒は副作用の1つの幻覚を見ているようだ。
熱は40.0に達しそうだというのに歩き回り、目が離せない。
幻覚も相まって起きている時に解熱剤の点滴を打とうとすると、
酷く暴れるから寝る瞬間を狙うしかなく。


そんなことが4日間続き、ようやく熱は下がったのだった。

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