私たちのハウス

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七瀬「友香ー、大丈夫だよー。苦しいねー。パルスオキシメーターつけるね。」
美玲「お姉ちゃん、カニューレ用意しようか？」
七瀬「いや、この数値ならマスクにしておこう。」

瑞穂が七瀬お姉ちゃんと美玲お姉ちゃんを連れて戻ってきたと同時に、枕元が騒がしくなる。

美玲「友香、酸素マスクつけるね。ごめん、頭ちょっと持ち上げるよ。」
七瀬「美玲血圧も測って。友香、聴診器あてるね。」

霞んでいる視界の端で瑞穂が薬のゴミを片付けてくれているのが見える。
チェストの上の時計は午前3時を指している。

私のせいでまたみんなを起こしてしまった……。

七瀬「SpO2回復してるし病院行くほどでは無いけど、心配だから私たちの部屋に連れていこう。私機械用意してくる。」
美玲「わかった。私が酸素ボンベとマスク管理するから、瑞穂は友香を抱いて着いてきてくれる？」
瑞穂「かしこまりー。」

瑞穂の腕が首の後ろと膝裏に来たなと思った次の瞬間にはふわりと持ち上げられた。

美玲「ごめんね、友香。嫌かもしれないけど私のベットに来てね。瑞穂、ゆっくりここにおろして。」

美玲お姉ちゃんと七瀬お姉ちゃんの手によって
テキパキと色んな機械が着けられていく。

私はこの機械がないと生きてけない不良品。

生まれてきてごめんね。

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