盲愛【ab】 (ページ12)

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Aside

ポストを見ると緑の封筒。

またか……

ストーカー被害に加えてポストやメールが届く。

ここまで被害が出ると、

部屋を変えた方がいいのかもしれない…

携帯も変えて…

取引先との書類作成もまだ残っている。

もうなんか……疲れてきてしまう。
警察も動いてくれず、毎日亮平と帰っているが
この前一人で帰った時に人影が増えた気がした。

それ以降は1人になったけれど。
亮平は私が怖がっていると手を握ってくれる。
「俺が着いているからね」って。
その手をぎゅっと握り返すとニコッと笑ってくれる。

いつだってそうだ。

彼はいつだってそばにいてくれた。
元彼がやばい人だった時も、失恋した時も、
浮気された時も、金を貸したまま帰ってこなくても、
いつでも横にいて背中を摩ってくれた。

『りょ、、へ…もう、やだあ……』

そんな泣いても亮平からのメッセージが来る訳もなく、
静かな部屋に私の鳴き声が響く。

＿＿＿＿＿＿＿

次の日案の定目は腫れて、
A社との会議にて亮平に心配された。

大丈夫だよ！って嘘ついたけどそんな嘘簡単にバレ、
帰る頃にまた泣いてしまった。

亮平「何があったの、？」

『まだ、つけられてる気がするの…
あと、メールも電話もかかってきて、、
もう疲れちゃった……』

亮平「……そっか…つらいね、、
僕が着いてるよ。
携帯も家の場所も変えて仕事先も変えよう、？

……僕のそばにいて欲しい」

『え…？』

いま、僕のそばにいて欲しいって言った、？
でも、亮平のおかげでいままで直接的被害は無いし…

私が頼れる人は亮平しか居ないのだから。
そう言ってくれるのはありがたい。

『うれしぃ、、ありがとう』

亮平「うん。また今度ちゃんと言うから。
今日は僕の家に泊まってってよ」

『うん。ほんとにごめんね…』

亮平「ありがとうって言って欲しいな笑」

『あ、ありがと…』

亮平「ん。どういたしまして。」

1番亮平の隣が楽に息ができる。