防弾少年団は8人兄弟

本格的に1 ページ34

社長「今日来てもらったのはデビューに向けて本格的に準備に入ろうと思うからだ。」






ッ。





ほんとに良かった。





このメンバーでデビューが出来るんだ。






JM「グスッ」




ジミンが涙を流していた。




そんなジミンを見て僕も泣きそうになったのは気のせいにしておこう。





ジミンの隣に立っていた僕は励ますようにジミンの背中をさすった。





社長「ジミン嬉しいかㅋ


今までお疲れ様。


まぁ、これがゴールではないからこれから引き締めていくようにな。



後、リーダーとか作詞作曲は誰がするのかとかも含めまた話し合ってきてくれ。」





「「「「「はい！」」」」」






社長「これからも頼むよ。」





「「「「「はい！よろしくお願いします！」」」」」







そう言って社長室をでた。







そして練習室に戻ってきたけどみんな涙の嵐。







普段泣きそうにないユンギもホソクも涙を目に浮かべていた。






『ほんとに良かった…』







本当に良かった。





みんなが泣きそうになるのも無理はない。





噂だから本当なのかは知らないけど、









【昔いた先輩達もデビューに向けてグループを組んで練習していたらしいけど、ある日突然デビューが取り消しになったんだって。】






そんな話をたくさんのヒョン達から聞いてきた。






いつデビューできるか分からない、だけど一生懸命やっていれば何とかなる、そんな僕達の思いを裏切るような話だった。





だからグループを組んでからとてもとても不安な日々を過ごしていたのだ。






噂の話と同じようになくなるのではないか、僕とジンにとっては歳も歳だしこの機会をなくせばデビューはしんどくなる、お互いこの事について触れなかったけどなんとなく感じていた。







だからみんな嬉しいのと安心のような暖かい気持ちが涙として現れたのだと思う。

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