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新海side
榎本「...あ、新海さんだったんだ。私のこと呼んだの」
新海「あぁ、お前の顔が見たくてな。A先生？もありがとう」
「いえ、そんな。...あれ、耕作」
なんの戸惑いも無く、藍沢のことを“耕作”と呼んだ。
こりゃ、フェローじゃ無さそうだ
榎本「石川先生、休憩中なのにわざわざありがとうございます！」
「いえいえ。じゃ、私はこれで」
そう言ってICUを出ていく石川ちゃん
その後ろを小走りで追いかけ、ぴったり隣に歩く藍沢
新海「あの子誰？前から居たっけ」
榎本「あぁ、最近来たの。7年前ココに居たらしくて、藍沢先生の同期で彼女なんだってー」
驚いた、フェローにしか見えない。申し訳ないが、貫禄がない...。
*
廊下のソファに座り、2人で缶コーヒーを飲む
彼女はこう見えて、ブラックが好きらしい
榎本「広紀、最近寝てる？」
新海「桜那こそ。藍沢がバタバタしてるのをよく見るが」
榎本「藍沢先生はね？あの人はオールマイティだから。これだよこれ」
そう言って指さしたのは、俺の黒いスクラブの袖に書かれている、“challenge to god”の文字
新海「ハハ、俺も神になれるのかね」
缶コーヒーをグビッと飲み干す
その隣で彼女は、外の景色を見つめていた
榎本「別に...広紀は神にならなくていいよ」
新海「...え？」
榎本「だって、神になったら大変じゃない。だから＿＿広紀にはあんな風にバタバタして欲しくないっていうか...元気でいて欲しいの」
あぁ、今すぐにでも抱きしめてやりたい
でもパブリックスペースという事も、勤務中だということもありそれが出来ずにいた
新海「もう...桜那ちゃん可愛すぎ」
榎本「アハハ、新海さんに言われると照れるね」
普通、後輩達は俺のことを“新海先生”と呼ぶ。
でもコイツだけは、俺のことを“新海さん”って呼んで。
きっと、大学の後輩ということもあり、元々の距離が近かったんだろう
新海「今日、日勤？」
榎本「そう。オペばっかで疲れちゃうからって白石先生が。」
新海「じゃあ、送ってくよ。」
榎本「...え？直帰型の新海さんが？」
“嘘ついてるー？”なんて笑いながらいう彼女は
ほんとにほんとに可愛くて。
榎本「じゃあ送ってもらおうかな。ドタキャン無しね」
新海「俺に二言はありませんから。」
榎本「ウケる。...じゃあ、またね」
またひとつ、彼女を、好きになった
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マナ - おはようございます、、、 (2021年5月16日 6時) (
レス) id: a61249d36a (このIDを非表示/違反報告)
yukiusagi - あーやきもきしますー (2017年8月23日 17時) (レス) id: ffe17b2f3c (このIDを非表示/違反報告)
やーあい(プロフ) - はじめまして、やーあいと言います！めっちゃにやけながら読んでいます！これからも応援しています！頑張ってください！ああ、藍沢先生、かっこよすぎ… (2017年8月5日 3時) (レス) id: 03614df54e (このIDを非表示/違反報告)
ひな(プロフ) - ヤバすぎます！やっと復縁して嬉しい限りです！これからも頑張ってください！ (2017年8月5日 3時) (レス) id: f778c3d18d (このIDを非表示/違反報告)
Ray(プロフ) - 初めまして。更新楽しみにしてます。藍沢先生達と同期で男主で白石先生オチの小説を書いていただけませんか？出来たらseason1から書いていただけませんか？ (2017年8月3日 14時) (レス) id: 3f08d45607 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：なつ
| 作成日時：2017年7月21日 18時
