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藍沢先生に連れられてきたのは屋上
昔一緒に縫う練習したっけ。




藍沢「ん、お前コーヒー飲めないだろ？」

「ありがと...」




そう言って渡されたのはオレンジジュース
好き嫌いを覚えてくれていたことだけでも、嬉しくなった。





藍沢「お前も救命に戻ってくるとは思わなかった。」

「私だって戻るつもりは無かった...けど、貴方が居たから。」

藍沢「...」








7年前、私達は恋人関係にあった。
でも、フェローシップが終わると同時に
お互いに別の道へ進むと決め、
どちらかが嫌いになったわけでもなく、
関係を終えてしまった。






「ねえ、覚えてる？」

藍沢「.....あぁ、もちろん。」

「いつかあなたを超えてみせる、って言ったよね、私」

藍沢「そんなこともあったな」

「私、嬉しいの。耕作と...藍沢先生とまた同じ現場で仲間として働けて。
みんな変わってなくて、嬉しかった。」

藍沢「...そうか、」






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私はまだ、諦めてないよ

いつか、藍沢先生を超えてみせるって。




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