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story 13 ページ14

優太「姉ちゃん、入るよ?」

部屋で一人で昔のことを思い出していたら

優太が部屋の前にいた。


A「え、うん。」

入ってきて、ソファに腰かける。


優太「俺、姉ちゃんの弟で幸せだよ。」

A「え?」

急にそんなことを言い出す。


優太「ほら、どうせ昔のこと考えてたんだろ?」

A「何で分かるの?」

優太「泣いてるじゃん。

ほら、ティッシュ。拭きなよ。」


ティッシュの箱を差し出す優太。

涙を拭いて 話始める。

A「覚えてるの?」


優太「もちろん、

あの時 俺をアメリカに連れていくかここに残るかで会議して、

姉ちゃんが『優太なら私が面倒見ます。』

って俺をここに残してくれたんだよね。」


そう。両親が渡米する直前に私は

『唯一の弟です。面倒見ます。』

と断言した。


A「ごめんね。我慢ばかりさせてるでしょ?」

優太「そんなわけない!

...さっきの人たちと一緒にいるとき、姉ちゃん楽しそうだったよ。」


さっきの人たち というのはクラスの男子たちのことかな?

優太「いるじゃん。守ってくれる人。」


最後に少し笑って部屋を出ていった。



守ってくれる人...。

ーーーーーーーーーーーーーーーーー


A「ごきげんよう。」

慎太郎「オッス!」

教室に入ると、笑顔で反応してくれる。


いつもの席に着くと

北斗「おはよう。」

A「おはようございます」

まだホームルームまで時間がある。

予習でもしようかな。

と参考書を広げた。


樹「うわ〜、全然分かんねぇ〜。」

私の参考書を見て田中くんが言う。


北斗「樹が授業聞いてないだけだろ」

樹「...ちょっとヘコんだ。」

田中くんはUNOをやっている男子たちの輪に戻っていった。



北斗「...Aって呼んでいい?

俺のことは北斗くん とかでいいから。」

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まゆ - 面白かったです^_^続きが、すごく気になります^_^これからも、頑張って下さい^_^応援してます^_^ (2017年7月10日 16時) (レス) id: 5050a4539b (このIDを非表示/違反報告)
バカレア - 題名のとこ~Bakareya~じゃなくて~Bakarea~じゃないですか? (2015年10月19日 22時) (レス) id: fb719db96c (このIDを非表示/違反報告)
ゆうな(プロフ) - 樹くんのプロフィールでロボット系がと書きたいんでしょうか、ロボットが系になってましたよ (2015年5月30日 20時) (レス) id: 48379c2843 (このIDを非表示/違反報告)
白雪 亜夏葉 - この、小説は友達から「おもしろいよ」と言われて読みました!私も、ジュニアの中ではバカレア組が好きなのでうれしかったです!続き楽しみにしています。更新頑張ってください! (2015年5月17日 5時) (レス) id: e346033d72 (このIDを非表示/違反報告)
高 地 ほ の か(プロフ) - 仁美さん» 教えてくださってありがとうございます!すいません!ミスばかりしてて...。気を付けます! (2015年3月8日 15時) (レス) id: 2dc3c55097 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:高 地 ほ の か | 作成日時:2015年2月21日 10時

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