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Just a two of us しょうたとりょう4 ページ29

夕暮れの遊園地。

水族館の敷地は広くて
なかには絶叫系の乗り物なんかもある。
買い物もご飯も食べられるとこもあるから
ブラブラと1日中敷地内で遊んでた。

ジェットコースター、乗る?って亮に聞いたら
体に負担かけたらアカンって却下された。
たまぁにな、忘れんねん。
自分の体のこと。
そーゆーときは亮にむちゃくちゃ怒られる。
「しょぉちゃん一人の体やないんやからな!」
って。

やから遊園地は散歩だけ。
人がまばらになったガランとした歩道に
ふたりの影が落ちる。
今ならええか、と亮の手ぇ握ると
ちょっと驚いた顔して、そのあとニッカリ笑った。
いたずらっ子の顔。
チビの頃となんも変わらん笑顔。
俺のほうがデカかったんにな。
気がついたら抜かされてて
いつの間にか大切な人になってた。
不思議やな。
でも運命···ってより必然やったと思う。
きっと亮と俺はひとつ塊で
たまたまふたつに分かれてるだけ。
そんな気ぃすんねん。

「帰るん?」
出口が見えてきたとき、亮が足を止めた。

「帰らんよ」
「えっ?」

「ふふふ。行こ」
「えぇぇぇ?」

驚いてる亮手ぇ引いて、ずんずん歩く。

「しょぉちゃん、どこ行くねん?」
「ええから!行くで」

駐車場に着いたら助手席に亮を押し込んで
はいはい、行きますよぉ。
と、思ったら

「もぉ、運転変わるから!ナビだけセットして」

ありゃ。怒ってらっしゃる。

「そろそろ休まんと。動けなくなるで?」

あぁ、確かに。朝からずっと動きっぱなしやった。
そろそろ体伸ばしてやらんと。

「わかったから怒らんでよ」

次の目的地、スマホ見ながらセットして
運転交代してもろた。

「寝ててもええからな」

亮の運転は穏やかで優しい。
しばらく頑張って目ぇ開けてたのに
リクライニング倒したら、いつの間にか眠ってた。

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設定タグ:関ジャニ∞ , 横雛たちょまるヤンマー   
作品ジャンル:恋愛
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cayochi(プロフ) - ウメちゃんさん» こちらこそよろしくおねがいいたします(^_^)v (2019年3月19日 6時) (レス) id: e43f968c2a (このIDを非表示/違反報告)
ウメちゃん(プロフ) - またこれからも楽しみにしています(*´∇`*) (2019年3月18日 23時) (レス) id: 222b67b008 (このIDを非表示/違反報告)
cayochi(プロフ) - ウメちゃんさん» ありがとうございます。きみたかさんと信五さんは大人の色気で書いて見たくて。おふたりも他のカップルと同じくらいフレッシュなんだけど落ち着いたお付き合いというか。夫婦ならでは、になると良いなぁと思っております! (2019年3月18日 20時) (レス) id: 42bd12e124 (このIDを非表示/違反報告)
ウメちゃん(プロフ) - いつもドキドキしながら読んでいます!やはり、きみとしんごは素敵ですね(*´∇`*)大人の色気がすごくて…丸ちゃんがよくやる『あ〜イイッ』って感じです(笑) (2019年3月16日 16時) (レス) id: 222b67b008 (このIDを非表示/違反報告)
cayochi(プロフ) - kkoyanagiさん» いつもコメントありがとうございます。忠義さんと隆平さんてば、いつでもどこでも通じあってるのね〜、なんて動物かぶりを見て思っちゃいました!あんな偶然愛し合ってるとしか思えない(笑)脳内と現実がごちゃ混ぜになってまーす! (2019年3月16日 15時) (レス) id: 42bd12e124 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:cayochi | 作成日時:2019年2月15日 10時

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