My Funny Valentine

You make me smile　しょうたとりょう3 ページ12

さっきまでほんわかしてたのに
俺のひとことで火ぃついたみたいに
雄田に変わった章ちゃんの目。

｢可愛いこと言うてくれるやないか｣

ちょっと粗いキス。
舌もくちびるも甘く噛まれて。
軽い痛みが快感へ変換されていく。

｢汗まで甘いな｣

首筋の汗舐めて囁く章ちゃんの低い声。
めまいがしてるみたいに頭ん中でぐるぐると響く。
俺が甘いお菓子なら章ちゃんは洋酒入りのチョコ。
うっかりかじって酔っぱらう。
あぁ、俺、章ちゃんに酔ってるんやな。

カリカリと引っ掻かれて尖った胸の突起も
かじられて思わず声が出る。

あぁっ
んっあぁ

もう声が止まらない。
こんなに喘ぐ自分、ホンマは恥ずかしいのに。

｢ええ声出てんな。もっと聞かせてや｣

口許塞ぎたいのにさせてもらえん。
右手掴まれて章ちゃんの握らされた。

｢俺の離したらお仕置きするで？｣

お仕置きされてもええのに。
章ちゃんにならなにされてもええから。
俺の浅はかな思い見透かしてるみたいに

｢なにされても喜ぶからお仕置きにならんか｣
薄く笑ってる。

ゾクゾクするような章ちゃんの目ぇに
俺の酔いはさらに深くなる。
だらしなく喘ぎ続けるから
だんだん息が苦しくなってきた。

溺れてるみたいで怖くて
空いてる左手で章ちゃんにしがみつく。
なのに俺の腕すり抜けて
予告もなくいきなり俺のをくわえこむ。
ジュルジュルとイヤらしい水音わざとたてて。

｢アカ、、、んっ、、そんなっ、ん、したら｣

俺の脚の間でニヤリと笑う章ちゃん。
括れたとこかぷっと軽く噛まれたら

んあぁぁぁっ

呆気なく章ちゃんの口んなかで欲が弾けた。

ゴクリ。
飲み込む音がして

｢こんなんまで甘い｣

また章ちゃんが笑った。

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