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俺の、 きみたか ページ27

「んっっ、、、、あっ、かんって」
「アカンの?じゃぁ、やめるか?」
「もっ、イジワル、言わっ、、で」

こんなになるなんてなぁ。
普段はシュッとしてて、男らしいのにな。
俺の腕のなかでグズグズに蕩ける信五。
女の子と付き合えるわけがない。
こうなる前は彼女もおったけど、今は俺のもんや。

「あぁんっ、きみぃっ」

ほら。欲しくて欲しくてすがりついてくる。

俺もよぉ知ってる子やで。
マルも世話になっとるし。
妹みたいに可愛がっとる。
なんなら俺もそこにおったんやしな。
ただ、それだけやんなぁ?なぁ、信五?

焦らして焦らして
何度も名前呼ばせて
俺だけやって思い知らせてやりたい。
どす黒い感情。
もう他の誰にも触らせたくない。
俺以外に心も体も反応せんように。

後ろに手ぇ回して
まだ硬い入り口に指を差し込む。
信五から溢れ続ける蜜塗りたくって。

くはぁっ

苦しげに喘ぐ姿。
出し入れするたびに洩れる声。

「ええ声やなぁ、信五。もっと聞かせてな」
耳朶、噛んで囁けば
「きっ、、、、みぃ、もっ、、」
「なんや、足りんのか?」
指増やしてええとこに触れてやる。

んんあぁっ

跳ねる腰。
ちっぽけすぎる俺の独占欲。
グッシャグシャに乱れた姿。
ズブズブとのめり込んでいく指
掻き回して哭かせる。

「いれっ、、てぇ、んぅ、、はよぉ」

懸命に俺の掴んで自分のとこに宛がおうとする

「欲しいんならちゃんとねだり?」
「きみっ、、の、くださ、っい」

あー。アカンわ。
めちゃくちゃにしてしまいそう。

導かれて宛がってそのまま捩じ込む。
絶え間無く続く声。
何の優しさもない。
傷つけるだけ。
ひとつも悪いことなんてしてないのに。
ただ責め立ててるだけの俺を
受け入れて抱き寄せる信五の腕。

「きっ、、、、きみっ、愛し、、てん」

わかってる。
痛いほど。

「だいじょ、、ぶや、から」

こんな時でも包み込んでくれる。
深い深い愛情。

俺の、 しんご→←新しい朝 きみたか



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cayochi(プロフ) - ウメちゃんさん» ありがとうございます。楽しみにしてくださる方がいるなんて、本当に幸せです! (2019年3月28日 23時) (レス) id: e43f968c2a (このIDを非表示/違反報告)
ウメちゃん(プロフ) - ぜひ、まだまだ続けてください!楽しみで仕方がないので(*´∇`*) (2019年3月27日 17時) (レス) id: 222b67b008 (このIDを非表示/違反報告)
cayochi(プロフ) - じゅんじゅさん» コメントありがとうございます。私昔からあの曲大好きだったので、どうしてもどこかでお話に使いたくなりまして。番組でしみじみ聞いていた横山さんに昔の恋を思い出してモもらいました(笑) (2019年3月12日 1時) (レス) id: e43f968c2a (このIDを非表示/違反報告)
じゅんじゅ(プロフ) - はじめまして。いつも楽しみに読ませていただいています。大江千里さんのRainですね。あの曲を思い出しながらもう一度読ませていただきました。 (2019年3月11日 2時) (レス) id: fea29e1eac (このIDを非表示/違反報告)
cayochi(プロフ) - (名前)ゆーきゃんさん» ふふふ。私も気になります(笑)雛ちゃん、本当に誉めて伸ばすのが上手!みんな雛ちゃんから誉められるとめっちゃ嬉しそうですし。ついつい余計なこと言っちゃいますよねぇ。雛ちゃん見習わなきゃ!ですね。 (2019年2月25日 15時) (レス) id: e43f968c2a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:cayochi | 作成日時:2018年12月31日 18時

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