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「あら、随分高いわねぇ
これじゃぁ、ちょっと…ね、そう思わない?」




後ろからきたおばぁ…お姉様が涼太に話かけてた。





「ですよねぇ、サラダに入れたかったんだけどなぁ」

「残念!今日は他のにしましょ」

「ほうれん草、お浸しにしようかな」

「ふふふ。ほうれん草、いいわね。ありがと
うちもそうするわ」





じゃぁね、と行ってしまったお姉様に
お辞儀をしてブロッコリーを元に戻した。





「今の人、知り合い?」

「ううん、知らない」

「へ?顔見知りかと思った」

「よく話しかけられるんだよねぇ、俺」





近所のスーパーだから、スウェット履きに足元はサンダル。
…って言ってもハイブランドのだけど。
眼鏡をかけて髪もセットしてない涼太は
国王オーラを消しているから
テレビに出ている人だなんて思いもしないのかもしれない。




まぁ、俺もか。





「大丈夫なの?」

「うん、危ない思いしたことはないからねぇ」





本人は全く気にしてはいないみたいで






「ねぇ、お刺身美味しそう」





なんてニコニコしながら鮪のパックを選んでる。





すげぇ、普通。
っつーかこれが涼太。
国王でも舘様でもない、涼太。







俺の好きな涼太







「俺も好きだよ」

「へ?」

「…んふふ」

「テレパシー、使った?」

「使ってない。そんな顔してた」

「…どんな顔だよ」





牛乳にチーズにヨーグルト。
賞味期限、じっと見たりしながら。





「なぁ、グミ買っていい?」

「いいよ」





涼太の日常に俺が溶けていく。





カラカラとカートを押してる。
大切な人の隣に並んで。

なんでもない休日のお昼時。
なんでもなくない、ふたりの日常。

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設定タグ:SnowMan , ゆり組 , なべだて   
作品ジャンル:恋愛
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accouknowmax(プロフ) - ご連絡ありがとうございました。雪男たちが好きなので、よろしくお願いします。 (1月3日 15時) (レス) @page40 id: 042bd4006f (このIDを非表示/違反報告)
cayochi(プロフ) - accouknowmaxさん» はじめまして。お読みいただきありがとうございます。鍵がかけてあるお話はこちらの続きではありません。暫く鍵をかけたまま、公開する予定もないのでごめんなさい。 (1月2日 17時) (レス) id: ebdbe7a05a (このIDを非表示/違反報告)
accouknowmax(プロフ) - はじめてコメントします。klssとhugの話大好きで何度も読み返してるくらいです。舘様じゃない可愛い涼太くんが切なくて、男らしいしょっぴも大好きです。続きの、お話が出てて読みたいのですが、パスワードがあります。こちらで教えていただけるのでしょうか? (12月30日 5時) (レス) @page40 id: 042bd4006f (このIDを非表示/違反報告)
美祐奈 - 初めまして、美祐奈です!いつも読ませてもらっています!なべだて少ないんで…見れてうれしいです!これからも更新頑張ってください! (2022年11月18日 18時) (レス) id: f68b1462c9 (このIDを非表示/違反報告)
cayochi(プロフ) - 祐筆さん» 普段は堂々としてるんですけどねぇ…nbさんのことになるとちょっと弱々しくなっちゃうんですよね…耳熱くなっちゃうし(笑) (2022年11月6日 5時) (レス) id: ebdbe7a05a (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:cayochi | 作者ホームページ:   
作成日時:2022年8月8日 12時

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