戦線布告 たつ5 ページ10
俺もザッとシャワー浴びてチャプンと湯槽に浸かる。
先に入っていた隆平を後ろから抱え込むように。
うなじに１つキス落としてから隆平に聞いてみる。
今なら顔見えてへんから、きっと答えてくれるはず。
｢りゅぅ？どうしたん？｣
｢何がぁ？｣
まだ声は明るい。
｢なんか考えてるやろ｣
｢んー｣
｢言うてみ？｣
｢今日な・・・｣
隆平が話始めたのは
今日のパーティの間に後輩くんのひとりに泣かれたってこと。
前から俺のことを思ってくれてたその子は
『併せ』で来た俺と隆平を見てショックを受けたらしい。
確かに一緒に仕事があるとやたらジャレついてきたし
何度か飯にも連れてった。
二人きりやないで？何人か一緒にな。
アプローチもバンバンかけてきたしわかってはいたけど、
淡い思いやろってはぐらかしてきたのが悪かったな。
思い余って隆平に食ってかかってきたんやて。
｢本気なんですかって言われたわ｣
｢なんて答えたん？｣
｢一生添い遂げる覚悟やって言った｣
｢ほんで？｣
｢負けませんって言われたよ。
いつか俺のこと追い抜いて大倉さんに告白します、やって｣
｢すっごくキレイな目ぇやった｣
俺の腕のなかできゅっと小さくなる。
｢やから、俺も負けへんで、かかっておいでって言ってもた｣
争い事が極端に苦手な隆平。
後輩くん相手でもそんなん言うなんて珍しい。
｢ありがと、りゅぅ。そんなん言うてくれたんや｣
｢やって、たぁのこと取られたないんやもん｣
俺の腕をぎゅっと掴む。
その手がちょっと震えてる。
｢あの子、きっと伸びる。やから俺、頑張らなアカン｣
正々堂々の戦線布告にはちゃんと向かい合う。
隆平らしい誠実さ。
愛しくて堪らんくなって、隆平の体こっちに向かせて
顔中メチャクチャにキスをする。
こんなにも大切な子、世界中のどこにもおらんわ。
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 389人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「関ジャニ∞」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
cayochi(プロフ) - kkoyanagiさん» うわぁ！おめでとうございます！楽しんで来てくださいませね。でも無理は禁物！まだ時間ありますから体力蓄えて！今、喉やられてる方多いみたいですね。エイトのパワーもらったら回復早くなるかな？ (2019年7月26日 18時) (
レス) id: c55178e693 (このIDを非表示/違反報告)
kkoyanagi(プロフ) - 何とか解放席が当たりました。日曜行ってきます。先週から気管支炎寝込んでいてやっとこ一昨日床上げで体力持つかなぁ心配 (2019年7月26日 18時) (レス) id: 9936377b81 (このIDを非表示/違反報告)
cayochi(プロフ) - みんな大好きオス田(笑)ネコキドとどっちがいいかなぁ、なんて考えてるだけで楽しいですよ〜。ちょっとお待ちくださいね！ (2019年7月25日 21時) (レス) id: c55178e693 (このIDを非表示/違反報告)
kkoyanagi(プロフ) - ふふふっ、オス田。好物です。 (2019年7月25日 17時) (レス) id: 9936377b81 (このIDを非表示/違反報告)
cayochi(プロフ) - (名前)ゆーきゃんさん» 実は忠義さんの方がポリネシアン度深そうな気がしてるんですよねぇ。ヤキモチ妬いたらいろいろと大変そう(笑)ヤンマーちゃんでこんな感じ・・・ふふふ。できそう(笑)お楽しみにっ (2019年7月25日 10時) (レス) id: a293f198c5 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：cayochi
| 作成日時：2019年3月31日 15時
