雨とギターとビーフシチュー りゅう2 ページ26
ゆっくりとゆっくりと深くなる。
空気が甘く爛れて
裸のふたりにまとわりついていく。
知り尽くした体。
何度も貪っているのに
まだ欲しくなるのはなんでやろう。
溢れてくる蜜を掬って
あまい、な
イタズラに笑う顔にさえ
反応する俺がいる。
お返しに、俺は固くなった先に舌を這わせる。
あまい、ね
目を見て言ったら乱暴に押し倒された。
敷き詰められたラグの上で繋がる。
手首を掴む力が
打ち付ける度に強くなっていく。
消えないアザになって残ってしまえばええのに。
いつか骨だけになっても
忠義の俺であることが刻み込まれていればええ。
雨の休日。
ふたりきりの部屋が夜に染まっていく。
静かな空気にふたりの吐息が落ちていく。
あぁ。もうすぐやから、やめんで。
そのまま繋がっていて。
やけど終わりは呆気ない。
体を駆け巡る欲求はもうお互いすぐ、そこ。
イク、で？ええ？
ん。ええよ、俺も、イク。
重なる熱い息。
名前を呼ぶ声。
ぴったりと貝のように合わさってひとつになる。
邪魔なものは薄いラテックスの膜だけ。
｢たぁ、もぉでちゃぅ｣
ふたりの間で俺の欲が弾けたあとに
｢りゅ、、、でる｣
忠義が弾けて奥に注ぎ込まれた。
くったりと俺に身を預けてくれるのが
愛しくて柔らかな髪を撫でる。
いつからかこうするのが当たり前のように
俺は忠義の髪を撫でる。
じっと抱きしめあって
後始末のために体を離す。
いまだにこれだけは気恥ずかしい。
｢おなかすいた？｣
ころん、と転がった俺の頬に触れる。
｢おん。おなかすいた｣
ホントはまだすこしムズムズしてるけど。
｢支度しよか｣
休んどき？って離れた体がすぐに恋しい。
丸まってたＴシャツとスウェット、サッと着て
キッチンへ向かう後ろ姿。
愛してるよ。忠義。
今まで何度思っただろう。
雨の音。
ビーフシチューの匂い。
なんてことのない普通の
恋人たちの、夜。
結んでほどいて たつ1→←雨とギターとビーフシチュー りゅう1
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cayochi(プロフ) - kkoyanagiさん» うわぁ！おめでとうございます！楽しんで来てくださいませね。でも無理は禁物！まだ時間ありますから体力蓄えて！今、喉やられてる方多いみたいですね。エイトのパワーもらったら回復早くなるかな？ (2019年7月26日 18時) (
レス) id: c55178e693 (このIDを非表示/違反報告)
kkoyanagi(プロフ) - 何とか解放席が当たりました。日曜行ってきます。先週から気管支炎寝込んでいてやっとこ一昨日床上げで体力持つかなぁ心配 (2019年7月26日 18時) (レス) id: 9936377b81 (このIDを非表示/違反報告)
cayochi(プロフ) - みんな大好きオス田(笑)ネコキドとどっちがいいかなぁ、なんて考えてるだけで楽しいですよ〜。ちょっとお待ちくださいね！ (2019年7月25日 21時) (レス) id: c55178e693 (このIDを非表示/違反報告)
kkoyanagi(プロフ) - ふふふっ、オス田。好物です。 (2019年7月25日 17時) (レス) id: 9936377b81 (このIDを非表示/違反報告)
cayochi(プロフ) - (名前)ゆーきゃんさん» 実は忠義さんの方がポリネシアン度深そうな気がしてるんですよねぇ。ヤキモチ妬いたらいろいろと大変そう(笑)ヤンマーちゃんでこんな感じ・・・ふふふ。できそう(笑)お楽しみにっ (2019年7月25日 10時) (レス) id: a293f198c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：cayochi
| 作成日時：2019年3月31日 15時
