プロローグ ページ1
真っ暗な煉瓦外
月明かりが不気味に2人の人物を照らし出していた
「まっ待て！止めてくれ！！俺は、まだしにたくないんだ！！止めてくれぇぇぇぇ！！」
男が泣きながら、向かい合う少女に懇願した
「い、言い値で金くらいやる！いくらだ？！だから止めろ！！」
必死に懇願する男の額にピストルをあてがった
「ひっ！！」
「消えろ」
パァン！！
乾いた銃の放たれた音が、静まりかえった煉瓦外に響き渡った
ビシャッ
少女は黒い大きなフード付きパーカーに身を包み、長い三つ編みを前に出し
中に着ていた灰色のTシャツに血が付いたためか、やや不機嫌であった
目深く被られたフードのせいで顔を確認することも出来ないためか
返り血を受けた少女の姿はどこか恐ろしい、狂気に満ちた雰囲気を漂わせている
ゴクリと生唾を飲み込む仲間が居ることはすぐに分かった
「・・・・」
少女は無言のまま手袋を付け、男の持っていた鞄を漁り始めた
そして、何か取り出した
「あった・・・」
短くそう告げ、少女はすっくと立ち上がり、そのまま帰ろうとした
だが、少女の行く先には大人数の大人が居ることに、少女は気付いていない
「・・・アーサー、俺達も動くんだぞ」
「ああ、フランシス」
「了解」
仲間であり義弟のアルフレッドが俺の名前を呼び、俺達も動き始めた
国際手配されている少女、A・サルヴァトーレを逮捕するために
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 28人がお気に入り
お気に入り作者に追加
この作品を見ている人にオススメ
この作品を見ている人にオススメ
「ヘタリア」関連の作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
藍月(プロフ) - 14@日仏領さん» ありがとうございます、頑張りたいと思います(*^-^*)これからもこの作品をよろしくお願いします！ (2014年8月2日 21時) (
レス) id: 980137ef63 (このIDを非表示/違反報告)
14@日仏領(プロフ) - 藍月さん» いえいえ！！これからも頑張ってください！楽しみにしてます！ (2014年8月2日 21時) (レス) id: 7f5a9a4485 (このIDを非表示/違反報告)
藍月(プロフ) - 14@日仏領さん» ホントですか？！祖国は男前を目指してるんで嬉しいです！！コメントありがとうございました！ (2014年8月2日 21時) (レス) id: 980137ef63 (このIDを非表示/違反報告)
14@日仏領(プロフ) - 菊様が男前過ぎて///←← (2014年8月2日 20時) (レス) id: 7f5a9a4485 (このIDを非表示/違反報告)
ツィトロン(プロフ) - うおおお！！楽しみですね！（←亜細亜組好き）藍月さんの作品大好きです！他のも読んでます！！ (2014年7月15日 23時) (レス) id: 334ede8e62 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：藍月 | 作成日時：2014年7月7日 20時
