【ヘタリア】 罪な少女と狂った彼ら

夢 ページ39

あれ？

ここ・・どこ？

私が居たのは真っ白で何も無い寂しい空間だった

あ！菊！耀！

待って！

そう言ってるのに止まるどころか、足を速めてしまった

待ってってば！ねぇ菊！

ぱしっ！

ようやく腕を掴んだ

もう、待ってっていったじゃん

菊「・・・・離して下さい」

え・・・？

菊「離せと言っているんです」

き・・く・・？

耀「いい加減、我たちに頼るのを止めるよろし」

や、お？

耀「・・正直、もう疲れたあるよ」

なんで・・・

菊「どうして、貴女ばかり母さんに愛されるんですか？私達の方が、居た時間は長いのに・・」

そんなこと無い！

母さんは、みんな平等にしてたじゃないか！

勝手な言いがかりは止めて！！

菊「貴女は、幼かったから覚えていないだけです、母さんは、貴女ばかり見てましたよ？」

だからって、愛されてたんだから良いじゃ無いか！！

耀「こんな奴ばかり好かれるなんて世も末あるよ」

なんで・・・そんなこと言うんだよ

菊「・・貴女が、嫌いだからです」

！！！

フッ

それだけ言って菊たちは消えてしまった

？？「・・何やってんだ？」

？！

後ろから声が聞こえて、振り返ったらアーサーとアルフレッドが居た

なんだ、今度はアーサー達か

アル「なんだって酷いんだぞ」

アサ「誰かいたのか？」

んん、誰も居ないよ

私一人

アサ「・・そうか」

で？何のよう？

アル「いや、特に何も無いんだぞ！気付いたらここに居たんだ」

そっか

・・・・・・ねぇ

アサ「なんだ？」

昔話、聞かない？

アル「Heroが出るのなら良いんだぞ！！」

うん、出るよ

すっごくかっこよくて

すっごく優しいヒーローが、さ

そう思って話を始めようとした

その時、私の立ってた地面の底がぬけた

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