【ヘタリア】 罪な少女と狂った彼ら

温もり ページ29

そのあと、みんなに知れ渡って、森宮はクビになった

犯罪者って事で警察に行ったらしい

私はアーサーの服を借りてアルとお風呂場に向かっていた

夏でもここは冷房が効いているから露出の多い今の私には寒かった

他のみんなはいろいろと話しをしたりしてる

アルはそこを抜けてきたんだ

あ「・・ごめんな、アル」

アル「・・いや、別に平気なんだぞ」ﾆｺｯ

あ「・・・・気持ち悪かった？私」

アル「え？」

あ「汚かったよね、やっぱり」ﾆｺｯ

アル「何、いって・・」

あ「あんな姿見せちゃ、所長の名が廃るよ、意地張った私が、馬鹿だったのかな？」ﾆｺｯ

本当は泣きそうだったんだ

ここで泣いたら、恥ずかしいから

泣かないよ

笑顔で話すから

そんな顔しないで

あ「・・本当に、ごめんね」ﾆｺｯ

アル「〜っ」

ぎゅっ

堪えられないような顔をして、アルが抱きしめてきた

あ「ははっ、なんでアルが泣くのさ、私はもう平気だよ？だから・・」

泣かないで

アル「っひ、なんで・・君が・・」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

あ「泣かないで、あんた男でしょ・・」

アル「っごめっ、ん」

あ「もう、いいよ・・ありがとう・・私の代わりに泣いてくれて・・ありがとう」

私の涙がこいつに持ってかれたような気がする

あ「・・お風呂場・・」

アル「あ、ごめん」ﾊﾟｯ

あ「ううん、汚かったよね、私あいつの唾液まみれだし・・今」

アル「・・風呂上がったら、すぐに来て、待ってるから」

あ「え？((「いいね？」 うっうん」

アル「いい子なんだぞ」chu

あ「ひゃっ」

急に頬にキスをされた

でもあの時みたいな吐き気はまったくなかった

あ「・・うん////」

なんか恥ずかしくって

顔を熱くさせながらお風呂場まであると一緒に行った

君っていう人→←続々、上司ｖｓ所長

→ 目次へ｜作品を作る｜感想を書く
他の作品を探す