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あの頃の俺の世界はただ真っ暗で
誰と一緒にいても、ずっとひとりぼっちのような孤独感が付き纏う
「……ジヨンって彼女いるんでしょ？」
「いないよ？俺誰もと付き合ってねーもん。」
夏特有の生温い風が頬を撫でる
俺の首に腕を回して見つめるこの子に、へらりと笑った嘘くさい笑顔もだいぶ板に付いてきた
思わず耳を塞ぎたくなるのは、どっからか聞こえてくる蝉の鳴き声か
はたまた目の前で惚けてる、この子のせいなのか
「じゃあ……あたしを彼女にしてくれる？あたし、ジヨンの1番になりたい。」
1番……？
俺の1番はずっと前から…………
「……おっぱ？」
時計の針が12時を越える直前
みんな寝静まったと思ってたリビングには、ソファに座ってクッションを抱えたセナがいた
胸元まで伸ばした髪が、静かに揺れる
「……まだ起きてたのか？」
「勉強してたの。これでも受験生だから。おっぱは……高校生になってから帰りが遅いってお父さん達心配してたよ？どこ行ってたの？」
「バイト終わって彼女ん家行ってた。」
「……この前のひと？」
じっと見つめるセナの視線に、無言で首を横に振ると
「また……違う人なんだ……。」
呆れたように苦笑いをしたセナは涙を流さずに泣いているように見えた
「おっぱ、来週の日曜日なんだけどね？」
「悪い。バイト入ってるし、終わってからも予定あるし……」
「そっか……」
「早く寝ろよ。」
ぽんっとセナの頭を撫でる、何気ないコミニュケーション
表面上はあくまで仲のいい家族
だけどその枠から1歩下がって、境界線を張った
これでいい
そしたら、全部上手くいく
「ひょん。なんかあったの？」
帰り道、偶然出くわしたスンリの開口一番にどきっとした
「なにが？」
「最近……セナのこと避けてる？」
久しぶりに見たスンリは背もぐんと伸びていて
「別に？」
「セナが寂しがってるよ？」
「この歳になって一緒に遊ぶとかねーじゃん。」
へらっと笑ってみせた俺をスンリの視線が鋭く刺した
スンリがセナを想う気持ちは、痛いほどわかってたから
俺と同じなんだって知ってっから
だから、頼むからそんな目で…………俺を見んなって
ごめん
今まで通り
そんなの…………俺が無理なんだよ
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merry(プロフ) - なつこさん» なつこさん！お返事遅くなりました(>_<)未だに不安定な状態で心配事もたくさんありますがわたしもなつこさんとまたお会い出来るように準備しております！体調をくずされませんようお元気でお過ごしください！ (2020年6月3日 23時) (
レス) id: 04887bd533 (このIDを非表示/違反報告)
なつこ - お元気ですか？見えない敵と闘いつつ、もはや共存していかなければならない今になって、自由やありのままの生活のありがたさに気づきました。merryさんと再会できることを願っています。ご自愛ください。 (2020年5月9日 22時) (レス) id: c319d287df (このIDを非表示/違反報告)
merry(プロフ) - たかさん» たかさん！いつもありがとうございます。たくさん更新出来いことや、色々思い悩んでましたがこんな素敵な言葉を頂けて嬉しくて幸せです。テテちゃんのお話とジヨン先輩のお話楽しみにお待ち頂けるとありがたいです(*^^*) (2020年2月26日 0時) (レス) id: 04887bd533 (このIDを非表示/違反報告)
たか(プロフ) - merryさん！とりあえずお疲れ様でした。そして新しいお話ありがとうございます！テテにも素敵な幸せが来ること楽しみにしています。 (2020年2月22日 0時) (レス) id: b941ac7055 (このIDを非表示/違反報告)
merry(プロフ) - ともこさん» ともこさん！わーん(><)ひとつひとつ言葉を大切に読んでいただけて本当に嬉しくて泣きそうです。これから甘々なジヨン先輩を想像していまからにやけてます。本領発揮したジヨン先輩のターンをもう少しだけお待ちくださいね！いつもありがとうございます！ (2020年2月7日 1時) (レス) id: 04887bd533 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：merry
| 作成日時：2019年9月19日 20時
