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触れられた手とほっぺたに残された温もり
好きだという気持ちに気づいた瞬間、心に蓋をしたはずだったのに
支配されてる
心も身体も、自分で思ったよりも…………ずっと
ポケットの中でスマホが短く震えて、確認すると“ヌナ？どうしたの？お腹痛い？”ってテテからメッセージ
あの突き刺さるような視線が飛び交うフロアに戻るのは気が進まなくても、戻る以外に選択肢はない
がたん、と少し乱暴に扉を閉める音がして
目が合った途端、表情の険しくなるソアさん
無言のまま、つかつかと歩いてくるとコーヒーサーバーに手を伸ばすのが見えた
こんなタイミングよくソアさんが来るなんて
何か言った方が良かったのかも知れないけどそんな空気じゃないのを感じて、この場から立ち去ろうとしたら
「ジヨンに庇われてさぞかしいい気分？」
“誘えば誰とでも寝るんだって？”って……あの噂は
予想はしてた
予想はしてたけれど
いざ、現実を突きつけられたらぎゅっと締め付けられる心臓
「誰にも執着しなかったジヨンが、唯一自分から絡んでいく、あんたが……。嫌そうな顔して内心喜んでたんでしょ？」
「違うっ」
「噂だってあらがち間違いじゃないじゃない。ジヨンにもテヒョンくんにもいい顔してるくせに。」
息が詰まる
やっぱり思い浮かぶのは、意地悪そうに微笑むジヨン先輩と、あったかく笑うテテで
どっちつかずのあたしの心が全ての元凶
「あんたなんか居なけりゃよかったのに！」
一瞬だったのか、放心していたのかわからないまま
手に感じた熱
どんっと肩をぶつけて来たソアさんの持ってた紙コップが揺れて、コーヒーがあたしの手にかかった
じんじんと唸る手は
痛いのか、熱いのかよくわかんないけど
バチが当たったような気がする
「ヌナ、ここにいたの？……って、これ……」
ソアさんと入れ替わりでカフェスペースに飛び込んで来たテテが呆然と突っ立ってるあたしの赤く腫れた手に瞬時に気が付いたテテの方が泣きそうな顔になる
これ以上………テテに甘えていたらダメだ
だからテテの手を振り解いて
その目を避けるように
大丈夫って
息を吸って、言おうとした言葉が零れ落ちるその時
「ヌナのばーか。強がり……でもね。そんなヌナが好きだよ。」
目も眩むような笑顔でテテあたしを見つめる
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merry(プロフ) - なつこさん» なつこさん！お返事遅くなりました(>_<)未だに不安定な状態で心配事もたくさんありますがわたしもなつこさんとまたお会い出来るように準備しております！体調をくずされませんようお元気でお過ごしください！ (2020年6月3日 23時) (
レス) id: 04887bd533 (このIDを非表示/違反報告)
なつこ - お元気ですか？見えない敵と闘いつつ、もはや共存していかなければならない今になって、自由やありのままの生活のありがたさに気づきました。merryさんと再会できることを願っています。ご自愛ください。 (2020年5月9日 22時) (レス) id: c319d287df (このIDを非表示/違反報告)
merry(プロフ) - たかさん» たかさん！いつもありがとうございます。たくさん更新出来いことや、色々思い悩んでましたがこんな素敵な言葉を頂けて嬉しくて幸せです。テテちゃんのお話とジヨン先輩のお話楽しみにお待ち頂けるとありがたいです(*^^*) (2020年2月26日 0時) (レス) id: 04887bd533 (このIDを非表示/違反報告)
たか(プロフ) - merryさん！とりあえずお疲れ様でした。そして新しいお話ありがとうございます！テテにも素敵な幸せが来ること楽しみにしています。 (2020年2月22日 0時) (レス) id: b941ac7055 (このIDを非表示/違反報告)
merry(プロフ) - ともこさん» ともこさん！わーん(><)ひとつひとつ言葉を大切に読んでいただけて本当に嬉しくて泣きそうです。これから甘々なジヨン先輩を想像していまからにやけてます。本領発揮したジヨン先輩のターンをもう少しだけお待ちくださいね！いつもありがとうございます！ (2020年2月7日 1時) (レス) id: 04887bd533 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：merry
| 作成日時：2019年9月19日 20時
