Darling 6 ページ6
朝のジヨンは可愛い
それも言葉では言い表せないぐらい
セットされてない髪は寝癖がついて
眠そうに朝ごはん食べる口とか、言い出したら切りがない
｢今日遅くなるから先にテソンと店行ってろ。｣
｢なんで？｣
｢新しいスタッフが来るから。夜ミーティング。｣
｢男の子？｣
｢たしか女。｣
ふぅん……女の子か
そっかー
あたしより先に家を出るジヨンを見送って
まだ出勤時間まで余裕があるから、洗い物でもしようと思ったけど
あ……
たぶん、あの子だ
開店作業前のジヨンの隣にいる子
長い髪を緩く巻いて、細身のスキニー
よく見えないから、そのくらいしかわからないけど…
｢おい。｣
｢ぎゃ！｣
不意に肩を叩かれて、変な声が飛び出した
振り返ったら、眉間にしわを寄せた怖い顔をしたたぷくんが
窓ガラスにへばりつくあたしを不審者のように眺める
｢何をやってたんだ？｣
見つからないようにって思ってたのに
たぷくんに出くわしたのは想定外で言い訳を用意してなかった
｢は？お前何やってんだよ？｣
たぷくんの尋問みたいな威圧感に固まっていたら、後ろからたぷくんと同じセリフが聞こえてきて
これまたたぷくんと同じように、怖い顔をしたジヨン
あぁ………なんか色々終わったな
昨日ヤキモチ妬いて、困らせたばかりなのに
今日も偵察紛いなことして
ジヨンに嫌われたらどうしよう……
ふたりに睨まれてあーでもないこーでもないと思考を張り巡らせて、とにかく笑って誤魔化そうとしたら
｢ジヨンさん、あのっ、｣
ドアの向こう側からジヨンを呼ぶ声
たぷくんに首根っこを掴まれてるあたしを見て不思議そうにする、その目と視線がぶつかった
可愛くて、陶器のような綺麗な肌に
折れそなぐらい華奢な身体
小さく会釈されたから、あたしもぺこっと頭を下げた
｢オーナー、この方は？｣
｢こいつはジヨンの。｣
たぷくんがあたしをそう紹介したら
照れたのか、気恥しそうに少し顔を赤くしたジヨンが
早く仕事行けよって乱暴にあたしの頭をくしゃっと撫でて、お店の中に戻って行く
｢初めまして。今日からお世話になっております、ジニです。｣
ジニちゃん
名前までも可愛い
すごく礼儀正しくて、いい子そう
だけど、ジニちゃんの視線は
不安そうにジヨンを見つめてる気がして
なんだろ…
胸がムズムズする………
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merry(プロフ) - さあとさん» さあとさん！わぁ…お気遣い頂きありがとうございます！なんだか心が救われました。これからもわたしの好きな世界をここで綴っていきますので、一緒に楽しんで貰えたら幸いです。いつも本当にありがとうございます！！たくさん励まされました！！ (2019年2月13日 21時) (
レス) id: a3b0dc7c0a (このIDを非表示/違反報告)
merry(プロフ) - ゆみこさん» ゆみこさん！こんばんは。コメントありがとうございます！なんと嬉しいお言葉…じよんくんのいない穴を埋めるなんて大役を私ごときが務まるかわかりませんが褒められると伸びる子なんでこれからも全力で頑張らせていただきます(T_T) (2019年2月13日 21時) (レス) id: a3b0dc7c0a (このIDを非表示/違反報告)
さあと(プロフ) - いつも楽しいお話ありがとうございます。次回作も楽しみに待っています(^^)作品はmerryさんのものです。好きなように書いてください。気をわずご自身のペースで(^^) (2019年2月13日 0時) (レス) id: 922fb22c2f (このIDを非表示/違反報告)
ゆみこ(プロフ) - 初めまして。merryさんの作品が好きすぎて何度も何度も繰り返し読んでいます。登場人物の気持ちや背景が絶妙で言葉使いが切なくてもうまたらんのですww占ツクではmerryさんとあとお一人の作者さんがじよんくんのいない穴を埋めてくれる作者さんです。大好きです！ (2019年2月11日 10時) (レス) id: 72310fa53b (このIDを非表示/違反報告)
merry(プロフ) - えりかさん» えりかさん！読んで下さりありがとうございます！次のじよんくんのお話ももりもり構想を練っているところです！少しでも楽しんで貰えるように一生懸命準備してからお届けしますね(*´ 艸｀) (2019年2月9日 19時) (レス) id: a3b0dc7c0a (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：merry
| 作成日時：2018年11月7日 20時
